60.『俺1人で…十分だ』 ページ27
里帰りから３ヶ月
仕事もこなしながら平和な日々を過ごしていたランカは少し退屈そうに窓から海を見つめていた
仕事はやってもやっても無くならないもので
不意に書類を作成していたランカはペンを止める
『…そういや、カイト。お前俺の能力についてはそんなに理解してねぇよな？』
「へ？…あぁ、はい。能力者と言うのは聞いていますが…能力を使っているような姿を見た事がありませんので…」
その言葉にガタン！と立ち上がるランカ
カイトは目を丸くする
「…ランカ中将？」
『カイト』
ランカはバサリ…と正義のコートを肩に羽織る
『出る準備をしておけ』
そして、ランカは1人でセンゴクの元へ来ていた
『センゴク！』
セ「ランカか、どうかしたか？」
その瞬間、ヴヴヴィー！！とけたたましい音が本部内に響き渡る
それは、バスターコールの要請音
センゴクは目を見開いてランカをみつめる
セ「まさか…お前が行くのか…？」
『俺が適任だろう…島一つ消すのならな』
暫く考えたあと、ゆっくり頷くセンゴク
それを背に部屋を出ていこうとするランカ
セ「メンバーはこちらで選出を…」
『いらん。船は1隻だ。俺の船だけで十分だろう？クルーは俺の部下を連れていく』
そう言い残してバタン…と扉が閉まる
センゴクはため息を零したあと、内部用のでんでん虫を手に取るのだったー
セ「"全海兵に告ぐ！バスターコールにはランカ中将1人で行う為、船は1隻のみ準備せよ！並びにランカ中将の部下は出航準備をせよ！"」
それを聞いたランカの隊ではない部下は目を見開く
「嘘だろ！？」
「1隻でなんて無謀すぎる！」
「何考えてんだ！？」
準備が進んで行く中、シレッと乗り込むのは三大将
「ダメですって！三大勢力の要が留守ってヤバイですから！！」
ボ「安心しなすってぇ〜。数時間くらい大丈夫だよぉ〜」
ク「バスターコールを手助ける気もないからさ」
サ「久しぶりにランカの能力を間近で見とうなっただけじゃぁ」
そして、準備が整い甲板に全員集められる
あの独特の靴音が甲板に響く
カツン…！！
光を背に立つその姿は誰よりも凛々しい
『貴様らに命ずる事はただ一つ！島一つ消えるその瞬間をしかと目に焼き付ける事だ！！』
「「「「「「はっ！！！」」」」」」
そしてたった1隻は出航したのであったー
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カナタ(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» その通りですね！いろんな意味で彼は正義ですね (2017年9月27日 22時) (
レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - ミポたんは正義 (2017年9月27日 20時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメント有難うございます！ドS中将は上に立てる人間なのでそれなりのカリスマ性をお持ちのようです、カイト君無事救出できました！ (2017年9月17日 17時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ちゅ、中将ぉぉぉぉ！すげーよ、あんたほんとにすげーよ！カイトォ、よかったなぁ、良い主人がいて・・・。 (2017年9月16日 20時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 黒月さん» コメント有難うございます！カイトのわんわんはもふもふ設定でした、作者の趣味です(真顔)亀更新ですがこれからもどうぞよろしくお願い致します！ (2017年9月14日 23時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年5月18日 0時
