その2 ページ3
店が終わった後、ランカのエスコートで外へ出る2人
先に3人には付いてくるなと釘を指しておいた
2人が歩いた先は、誰も来ない海の浜辺
エ「…ねぇ、レン…貴方ってミステリアスで…素敵ね…」
不意に、エレインが話をする
『…そうか？俺はアンタの方がミステリアスで魅力的だと思うけどな…？』
エレインはグイッ！とランカを引っ張ると
頬を両手で包み、しっかり目を合わせる
エ「…貴方の事、もっと知りたいわ…私を見て…答えて…あなたは…何者？」
エレインの瞳が青から赤に変わる
『俺は…俺の…名前は…』
エ「名前は…？」
ゆっくり、ランカは口を開いたー
『俺の名は、ランカ。海軍本部中将で…お前を捕まえる為にここに来た』
その目はいつものランカの目で
ガシッ！とエレインの手をつかむ
エ「なっ！？」
『成程なぁ？"色欲の魔女"とは上手いこと言ったもんだ…お前、ヨミヨミの実の能力者だな。体に接触した状態で目を合わせた相手の情報を何でも聞き出せる能力…確かに、相手に触れなきゃこの能力は使えねぇもんな』
エ「っまさか、知ってて！？」
『確信は無ェが…なんとなくは、さぁて俺の番だ、マーシュ･エレイン』
クイッ、と指で顎をすくい上げ
ナイルブルーの瞳を光らせる
『答えろ、お前の探している情報は…なんだ？』
能力なんて必要ない
それ程の圧力がランカにはあった
エレインは恐る恐る声を出す
「あ、悪魔の実を…探してた…」
『何の実だ？』
「ウミウミの実…全ての悪魔の実の原点とも頂点ともいわれる…幻の実…」
『！…そうか…』
ランカは目を見開くも、ニタリと笑う
『素直に答えたお前に、一つだけ御褒美をやろう』
その笑顔は、まるで悪魔の囁きのような甘さを含んでいて
『その実は…もうどこにもねぇよ』
エ「それってーっ！？」
トン…とエレインを気絶させると
近づいてくる足音にランカは息を吐く
「レンさーん！…って、アレ？」
『任務完了だ。こいつを連れてけ…』
「はい！…あれ、ランカ中将は…？」
『…少しだけ、海を見てから戻る』
「…はい、先に言ってますね」
女性を姫抱きすると、カイトは去っていく
それを横目に見つめた後ランカは海へ目を向ける
『…ウミウミの実ね…はっ…』
誰に笑うでもなく呟くと
ランカは今度こそ振り返らず去っていったのだったー
こうして、ホスト潜入は呆気なく幕切れとなったのだった
1滴の波紋を残してー
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カナタ(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» その通りですね！いろんな意味で彼は正義ですね (2017年9月27日 22時) (
レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - ミポたんは正義 (2017年9月27日 20時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ゆめさん» コメント有難うございます！ドS中将は上に立てる人間なのでそれなりのカリスマ性をお持ちのようです、カイト君無事救出できました！ (2017年9月17日 17時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ちゅ、中将ぉぉぉぉ！すげーよ、あんたほんとにすげーよ！カイトォ、よかったなぁ、良い主人がいて・・・。 (2017年9月16日 20時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 黒月さん» コメント有難うございます！カイトのわんわんはもふもふ設定でした、作者の趣味です(真顔)亀更新ですがこれからもどうぞよろしくお願い致します！ (2017年9月14日 23時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年5月18日 0時
