ハロー、プリティーガール！ その1 ページ40
それは、奇しくも運命の悪戯で
悲しいお話へ進む前にと作られたような
とある事件のお話ー
『ブルーノさん！配達終わりました！』
ブ「へへへ…ありがとうね、じゃあ店内の準備…お願いしようかな」
ローが出航して１週間
相変わらずな日々を過ごしていたランカ
ブルーノの店の手伝いをしていた
そして入口の掃除をしようと箒を片手に外へ出たー
道の端の方で、行き倒れる老婆を見つける
ランカは慌てて駆け寄る
『っ大丈夫ですか！？』
ゆっくり起こすと老婆は水を求める
ランカは持っていたペットボトルを渡し
ゆっくり老婆に飲ませた
「あぁ…有難うねぇ…いまどき珍しい娘さんじゃ…」
ゴソゴソ、と老婆は服から何かを取り出し渡す
それは、とても綺麗な青色の飴だった
「お礼にこれを…これは、娘さんに今一番必要なものを与えてくれる飴さ…」
受け取るランカ
『必要なもの…？…でも、私ー』
そう言って見た先にはもう老婆はおらず
手にはその飴だけが残っていたー
その夜、定例会議を開くCP9
しかし依然情報は少なく
はっきりいって八方塞がり状態だった
ルッチ達も珍しく焦っていた
ランカに成果を挙げられていないという事実が彼らを焦らせる要因にはなっていたが
『…今日はもういい、各自帰って休め…来月また同じ時間に開く』
疲れているせいでピリピリしていると思ったランカは少し強くそう言い聞かせる
それは彼らにはまるで突き放している様に聞こえた
ル「っ俺達はやり遂げます」
『…あぁ、知ってるよ…』
カ「っじゃあそんな風に言わんでもいいじゃろう！…ランカ長官は…ワシらの事を…信じとらんのか…？」
『っ！？…』
情報がなくとも、進展がなくとも
彼女は焦りもせずただ報告を受けた
彼女は何があっても原作通り進む事を知っているからこそ焦らなかっただけなのだが
彼らからすればそれ自体に興味が無いように見えたのだろう
カリファとブルーノも思うところがあるのか
黙っていた
『っ…信じている…』
その声が思ったより弱々しく響いたのは
きっと気のせいではなかったー
ハロー、プリティーガール！ その2→←美男美女にはバーが似合う その2
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カナタ(プロフ) - ワンピースは人生さん» 最早常連様ですね！いつもありがとうございます！これからもどうぞよろしくです！！ (2017年4月19日 22時) (
レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ルフィ愛してる！さん» リクエストありがとうございます！原作のシリアスに耐えきれなかったら更新させて貰いますね！まだまだ終わらせるつもりはないのでどうぞ宜しくお願いします！ (2017年4月19日 22時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - たなぱしさん» 初コメありがとうございます！！オリジナルめちゃくちゃ楽しく書かせてもらったので楽しんで貰えて嬉しいです！これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年4月19日 22時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
ワンピースは人生 - 好きだあああああああああああ！お願いなんてされなくても、もちろん応援していきます。頑張って下さいね。 (2017年4月19日 21時) (レス) id: 24bb425bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ルフィ愛してる！ - あと少しでこの小説が終わってしまう？！悲しいけどリクエストします！水着を着た長官にメロメロになったルッチ達の話が見たいです！！ (2017年4月19日 18時) (レス) id: fd45c38d51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年3月11日 3時
