【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】part2

25.彼は神には祈らない ページ12

朝、早くに目を覚ますと

阿笠博士お手製の特注サポーターを取り付け

男らしいシックな服装に着替え
朝のニュースを聞きながら朝食を食べようと部屋を出るとー

バ「アレク！一緒に外へ食べに行きませんか？」

朝から、眩しい笑顔を向けたバーボンに鉢合わせる


『…朝からうるせぇ。待ち構えてたのか？』

バ「えぇ、貴方と食事がしたくて」

完璧な笑顔を向けるバーボン
アレクははぁ…と溜息を零すと、指を廊下の端の方へ向ける

『じゃあ、4人で行くぞ。あそこでコソコソ様子見してるアホ2人も連れてな』

アレクの言葉に、気まずそうに出てくるスコッチと
なんともないように出てくるライ

こうして4人で朝のマカオへと繰り出すのだった




適当な店に入り、朝食を頼み食べる

たまたま入ったにしては美味しいその食事に4人は舌づつみをうち

食後の珈琲を楽しんでいた

『さて…お前らは自由にしてろ。三日後ちゃんと正装で待ってりゃ構わねぇよ』

バ「アレクは、この後何を？」

『適当にブラブラ…あぁ、教会には行くかな』

ス「教会？」

『ギャンブルの女神に祈っておくのも悪くねぇだろ？』

ラ「…俺も行ってもいいか？」

『…お前ら、自由にしていいって言ってんのに…』

意地でも着いてきそうな3人に
アレクは諦めたように溜息を吐いて
好きにするように伝えるのだった





マカオの観光と言われる所を順々に巡っていくアレク

最初は警戒していた3人も
徐々に見たことの無い美しい景色や
歴史達に次第に楽しんでしまう


そして、アレクが行きたいと行っていた
ある教会に辿り着く


中に入ると、人がまばらにはいたが
静寂がその空間を包み込んでいた



3人も中に入ると
その美しさに息を呑む


アレクは聖堂の前に行くと

何を言うでもなく、手を組み、膝をつく



その姿は、どんなシスターよりも洗礼されており
3人は邪魔にならぬように黙って見つめる


程なくして、立ち上がると背中を向けるアレク

バーボンは帰ろうとするアレクに話しかける


バ「アレク、貴方は神を信じているのですか？」

バーボンの問いかけに、鼻を鳴らすように笑うアレク

『神なんざ居ねぇよ。いつだって人を助けるのも、人を裁くのも人間だろうが』

ラ「…じゃあ、何に誓ったんだ？」

『俺自身にだ。必ず負けねぇとな』

そう言って迷いなく進む後ろ姿に
3人もただついて行くのだったー

NEXT コナンズ ヒーント！

"スロット"

「次回からカジノ入り！」

『お前、全然でねぇな』

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