その3 ページ9
家を出て、歩きながら
カイトは気になっていたことを聞く
「なんで、お子さんがいるって分かったんです？」
『…なんで、とは？』
「だって、案内された部屋には写真らしきものは無かったですし…お子さんの話なんて1度もされなかったですよ？」
『そこには気がついていたか』
目線は前を向いたまま話を始めるランカ
『あの家に入った時から、あの家には子供が居ることは気がついていたさ…大体10歳くらいか』
「え…！？」
『だが、子どもの姿は見えないし深く話すべきではないかと黙っていたが…こちらを探る様な不躾な相手に気を使うのも面倒だと思ったからな。ちょいと牽制させてもらった』
「え、どこで…！？」
『玄関は、しっかり見てなかったんだな』
「…？」
『俺たちを試す為か、わざと客間は片付けて居たようだが…普段は家族写真は普通に置かれているんだろうな』
「？」
『棚の上に、微かだがホコリの切れ目が出来ていた。少し前まで何かがそこに置いてあった印だ。大きさは長いのと短いのとはあったが、その間隔はほぼ均等…同じ大きさで縦横が長さの違う何かが置いてあった。なら一般的な家庭なら写真だと想定が付けられる』
「はぇぇ…」
『俺たちが来ると分かって、わざと片付けたんだろ。だから工藤優作は俺たちを出迎えず客間にいたんだ』
「…え、でもそれだけじゃ分からないですよね？」
『だから、玄関だ。殆ど片付けられては居たがサッカーボールが端にかけて合った…最近まで使い込まれていたであろう泥が付いているボールがな』
「優作さんが趣味で…」
『その下に、明らか子供用のスパイクが置いてあったら確信もするだろ。アレには泥はついていなかったから、万一子供が幼い頃亡くなっていたとかだったら悪いと思って話さなかっただけだ』
まるで探偵のように推理するランカに
カイトは感嘆のため息を零す
「…まるで、探偵みたいですね」
『ある程度の知識と観察力がありゃ誰でも出来る。それに俺には探偵は向いてねぇ』
「？」
『俺は、他者の動機なんざ知った事ねえって考えるからな』
「…流石、ドS様ですね…」
ドン引きするカイトを余所に
ランカは街へと繰り出すのだったー
NEXT コナンズ ヒーント！
"新人警察官のお姉さん達"
「あれ、どこかで会ったような…」
『一つ前の話をもう忘れたのか？阿呆』
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私名探偵コナンのキャラほぼ全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員(新一、平次、快斗、警察組、赤井、黒の組織達にも)に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！誰も氏なないでほしいです。更新まってます！ (4月24日 18時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね！これからも楽しみにしてます！ (2020年5月25日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
千帖 - 好きです(( 好みドストライクです。今までの作品も読みました！ドS様最高！カナタ様も最高！無理をせずに頑張って下さい。ずっと応援しています。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！何とか色々更新していますのでこれからもどうぞ宜しくお願いします！そのコメントが作者更新の励みになっております！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 今までの種類全部はまって来ました!!ちょうどコナンにはまった時にこれを見つけてすごい喜びました!!面白い!!これからも更新頑張って下さい!! (2019年5月24日 15時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年5月1日 23時
