【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

その2 ページ50

周りを見渡すと、ジンを見下ろしニヤリと笑う


『よぉ、ジン。わざわざ悪いな』

ジ「俺を待たせるなんざ、お前くらいだ…アレク」

『ベルモットは見学か？』

ベ「えぇ、貴方ほどじゃないけれど。可愛い新人を見に来たのよ」

カツ、カツと靴音を鳴らしながら

3人の新人達の前のソファに座り足を組む


『…成程、中々骨の有りそうな奴らだな』

ベ「期待できる？」

『十分。こいつらがネーム持ちになるまで育てりゃ良いんだな？』

ジ「壊しちまっても構わねぇぞ」

『そう無駄使いするもんじゃねぇぞ、ジン』


アレクは、口角を少しだけ上げる


『俺は、アレクサンダー…お前らの教育係にとボスから直々に依頼された。精々簡単に死んでくれるなよ？新人諸君』

アレクサンダー

そのコードネームに目を見開く金髪の男

安「っアレクサンダー！？」

諸「……！…」

緑「…まさか、ボスの直属の…」

どうやら、噂程度には知っているらしく

それには興味無さそうに置いてあった3人の資料を見つめる


『…情報収集と…スナイパー2人か…キャンティとコルンの方が良かったんじゃねぇのか？』

ベ「あの二人が、新人を育てると思う？」

『…ははは！それもそうか』

少しだけ笑うと

ナイルブルーの瞳は鋭く3人を射抜く


『…まぁ、もしも裏切るような事があるなら…そんときは俺直々に始末してやるよ』


その言葉に
3人は少しだけ頷くのだった





『いきなり野心家な新人3人も紹介されちゃ、俺も参るぜ』

「"は！？どういう事ですか！？"」

定期報告をカイトと行うランカ

その手には、黒い小さな物が握られていた


『いやな、焦ってるのは分かるんだよ。新米で組織に長期間居るってのはストレスにもなるだろうしな…』

「"えぇ、そりゃそうでしょうね…僕らは任務とかで慣れてますけど"」

『だからって、初日でGPSは急ぎすぎだろ』

「"え、付けられてたんですか！？"」

『手を振って壊しといた』

「"そりゃそうですよ！…幸先不安ですねぇ…"」

『全くだ…後でヒロキに調べてもらっておくか』

3人の資料を確認しつつ

ランカは言葉と裏腹に楽しそうに口元を歪めるのだったー



NEXT コナンズ ヒーント！

"似非スマイル"

「ランカさんも猫かぶる時めちゃくちゃ変わりますよね」

『…そんな事有りませんよ』

「満面の笑顔怖…」

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