15.3人だけの空間 ページ41
『明美、会わせたい人がいる』
そう言われた数日後
ランカの運転する車で連れてこられたのは
森の奥に存在する研究所
アレクの顔を見るやあっさり門を開放する
2人はその中へと入っていくのだった
明美をある部屋に入れた後
アレクはいつも通りシェリーに会いにいく
『よぉ、シェリー。研究は順調か？』
シ「…貴方が甲斐甲斐しく通ってくれるお陰でね」
はぁ…と溜息を零すと資料を片すシェリー
シ「どうせ、今日もお茶を飲もうなんて言うんでしょう？」
『あぁ、だが今日はここじゃねぇ。別の部屋で飲もうぜ』
シ「………」
シェリーはじっとアレクを見つめると
アレクの後をついて行くのだった
ある部屋で止まるアレク
入る前に声をかける
『入るぞ』
シ「？…」
ゆっくり扉を開けたその先にはー
明「…志保…？」
シ「…お姉…ちゃん…？」
中に入るシェリー
アレクはそっと扉を閉める
それとほぼ同時に姉妹は抱きしめ合うのだったー
少しの間お互いを抱きしめ、涙流していた2人は漸く落ち着いたのかアレクに向き直る
シ「…貴方…本当に…」
『俺は、約束は守るたちでね。2週間に1度、面談の許可を得た。条件としてこの部屋を使う事…勿論、隠しカメラなんて無粋なものはねぇよ。ボスさんの条件は俺が必ず付き添うこと…そんな所かな』
明「有難う…アレク、有難う…！！」
『さて、約束は守ってもらうぜ？シェリー』
シ「…何をすればいいの」
ランカは、ニヤリと笑うと
ある資料を見せる
『あんた、今作ってるのは早い話毒薬だろう？体内から検出されることの無いタイプの』
シ「っ！？…どうしてそれを…」
『こっちにも、優秀なブレーンがいてな…その毒薬を違うものとして作って欲しいんだよ』
シェリーは、提案に首を振る
シ「出来ることなら、そうしてるわ。でもいくら貴方の命令でもボスには逆らえないわ」
明「志保…」
シ「…ごめんね、お姉ちゃん」
悲しそうな顔をする明美
アレクはやれやれと言いたそうに首を振る
椅子に座ると、足を組む
『何も、作ることを放棄しろって言ってるんじゃねぇよ。死なない劇薬を作りゃいい』
シ「……死なない劇薬…？」
明「？」
アレクは資料を懐から取り出す
それは、シェリーから見ればほぼ間違いなく今作っている毒薬の研究だ
しかし、微妙に違うそれに目を見開く
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私名探偵コナンのキャラほぼ全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです！出来たら全員(新一、平次、快斗、警察組、赤井、黒の組織達にも)に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！誰も氏なないでほしいです。更新まってます！ (4月24日 18時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね！これからも楽しみにしてます！ (2020年5月25日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
千帖 - 好きです(( 好みドストライクです。今までの作品も読みました！ドS様最高！カナタ様も最高！無理をせずに頑張って下さい。ずっと応援しています。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！何とか色々更新していますのでこれからもどうぞ宜しくお願いします！そのコメントが作者更新の励みになっております！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 今までの種類全部はまって来ました!!ちょうどコナンにはまった時にこれを見つけてすごい喜びました!!面白い!!これからも更新頑張って下さい!! (2019年5月24日 15時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年5月1日 23時
