その4 ページ5
大きなソファに座り、足を組み
紅茶を嗜むランカ
その姿はまるで1枚の絵画のような完璧さを放っていた
向かい合うように座るカイトは
リュックサックを脇に置くと手紙を読み始める
「"偉大なる大海にて活躍する海兵の2人に、あるボーナスステージを用意した。最終目的を達成するその時まで存分に楽しんで貰えると嬉しい。必要最低限の元はこちらで用意した。それでは良い人生を"」
『…ボーナスステージだ?』
「そう書いてありますね…あ、最終目的の紙も入ってました」
ペラリと1枚の紙をめくるカイト
「"黒の組織の壊滅への手助け"」
『…手助け?…壊滅じゃなくてか?』
「そう書いてありますね」
『…つまり、俺らが壊滅させるのは無しって訳か…面倒だな』
「…というか、さっきから気になってたんですけど…中将、なんか違いません?」
『なんだ、今更気がついたのか?』
ティーカップを置くランカ
『そうだな、お前の予想通り。今の俺の肉体は7年ほど若返ってるな』
「ですよね!?なんか少し大人の雰囲気薄れてるなって…え、待って、僕の声…」
『やっぱり鈍いなお前。お前も恐らく7年ほど若返ってるぞ』
「え、まって僕18歳って事ですよ!?」
慌てて部屋から出るカイト
鏡で己の顔を見たのか、若い声で悲鳴をあげる
程なくしてよろよろと戻ってくるカイト
「…ホントだ…若返ってる…」
『恐らく、ボーナスステージとはそう言った理由だろ。問題はその黒の組織とやらに対しての情報は何もねぇって所だが…』
席に戻ったカイトはリュックサックを開いて中身を確認する
中に入っていたのは
ランカ・Aと書かれた恐らく身分証明書らしきものと、口座通帳のようなもの
犬海 カイトと書かれたものも別口で用意されており
どちらも口座は1000万円入っていた
「いっ…1000ベリー!?」
『ここでは円、だな…どうやらこの世界は余程身元がしっかりしてねぇとダメらしいな』
「僕らのいた世界とは全く違うんですねぇ…」
他にも探しているランカを見つめながら
ランカは少しだけ考えるとカイトに話しかける
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 私名探偵コナンのキャラほぼ全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです!出来たら全員(新一、平次、快斗、警察組、赤井、黒の組織達にも)に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!誰も氏なないでほしいです。更新まってます! (4月24日 18時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね!これからも楽しみにしてます! (2020年5月25日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
千帖 - 好きです(( 好みドストライクです。今までの作品も読みました!ドS様最高!カナタ様も最高!無理をせずに頑張って下さい。ずっと応援しています。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!何とか色々更新していますのでこれからもどうぞ宜しくお願いします!そのコメントが作者更新の励みになっております! (2019年5月24日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 今までの種類全部はまって来ました!!ちょうどコナンにはまった時にこれを見つけてすごい喜びました!!面白い!!これからも更新頑張って下さい!! (2019年5月24日 15時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年5月1日 23時