【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

1.お隣さん ページ7

突如世界を飛んで早くも1週間

この世界の基本的な常識も身につけた2人

カイトは大学へ進む為の準備を

ランカは黒の組織に潜入するための準備を

それぞれ行っている時、事件は起きた


「あっ！お隣さんに挨拶してません！」

『あぁ？』

本を読んでいたランカは
大声を出したカイトに眉を顰める

『騒がしいな、お前…お隣？』

「ほら、この家に引けを取らないほど大きな家ですよ！…確か…クドウ…って表札出てませんでした？」

『見てねぇ』

「興味無いことには本当に無関心ですよね…」

『お前が文字が理解できることの方が素直に尊敬する』

パタン、閉じた本は漢字辞典だった

『話す言葉は変わらねぇのに、文字は理解出来ないものが使われている…この世界でいう"英語"とやらが俺らの共通語らしい』

「へ、へぇ〜」

『まあ、挨拶は大事だな』

「ついでに、街を探索しましょう！この1週間本の部屋に缶詰状態だったんですから！」

『…そうだな。通販とやらも便利だったが…挨拶した後街を回るとするか』

通販であれこれ揃えられたが
いい加減外での情報も必要と感じ

2人は私服に着替え、外へ出るのだった



『…よく考えりゃ、昼時家にいるのか…？』

「た、確かに…」

迷いつつ、呼び鈴を鳴らすカイト

程なくして、可愛らしい声の女性が対応してくれる

有「はーい！」

「あ、すみません！お昼時に。僕達先日隣に引っ越してきた者なんですが、ご挨拶に伺いました！」

有「あらあら！ご丁寧にどうも〜！上がってくださいな！」

そう言って、プツンとマイクの音が切れたと思ったら

直ぐに扉が開く

出てきたのは、女優でもしていそうな美女

しかし、あちらの世界で美女耐性がついていたカイトと
そもそも美女に照れるような性格をしていないランカは平然と挨拶をする

「どうも、こんにちわ！」

『こんにちわ』

有「可愛い子と…まぁ…///綺麗な人ねぇ〜！入って入って！」

腕を引かれ、中に入る2人

客間には、今入ってきたばかりなのか
目を丸くしてこちらを見る男性が

優「おや？お客さんかい？」

有「優作さん！そうなのよ〜。先日引っ越してこられた…」

『ランカ・Aです』

「犬海 カイトです！(営業スマイル全開だあ…)」

有「ランカさんにカイト君ね！お茶出すから座ってて座ってて〜」

『お構いなく』

指し示されたソファに座る2人

優作と呼ばれた男性も向かいのソファに座る

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