【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

18.助手は何時でも苦労人 ページ47

『兄が、上に掛け合って貴方を組織に引き入れる事を許したわ…兄は組織では幹部らしくて、会うのはまだまだ先になるかも…』

諸「十分だ…ありがとう」

『…私とも、連絡は止めておきましょう』

諸「っなぜ？」

『兄は意外と過保護なの…私と連絡を取らなかったのも巻き込まない為…次私と連絡を取るのは、2人で戻ってきた時ね』

諸「…分かった。君に会いたいから、早く戻ってくるよ」

『…ありがとう…じゃあ、さよなら…大さん』

諸「…花子…」



そう言って、2人は別れ別々の道を歩むのだったー



『ゴールは同じだがな』

「"それ言っちゃいます？"」

『これで1人は組織壊滅への駒を手に入れられたな』

「"駒扱い…！"」

『あとは公安から2人ほど来るらしいし…そいつらもまあ幹部には上がるだろ』

「"へぇ〜…僕はボロボロですよ…"」

『気張れ』

定期報告を終えると
ランカも明日は組織の任務がある為ゆっくりと眠りにつくのだったー





今回の取引は、イタリアンマフィアとの情報と金のやり取り

交渉人としてボス直々の指名でアレクが駆り出されたのだ




ジンが別の任務の報告書を纏めていると言うことで
補佐としてウォッカを借りたアレクは

現在イタリアンマフィアと正面から交渉中だ

「Cos'è questa cifra? Sei uno sciocco, vero?」
(その額はなんだ？馬鹿にしているのか？)

『Non pensi che sia un importo ragionevole?』
(まさか、妥当な金額だと思わないか？)

「È un ottimo atteggiamento, vero?」
(随分な態度だな？)

『Non mi piace essere leccato. Se sei infelice, Dillo direttamente al boss. Acquistiamo solo questo importo.』
(舐められるのは嫌いでな。不満があるならボスに直接いいな。俺らはこの金額でしか買い取らねぇ)

「Ha! ... Sarebbe meglio. Ti lascio in fronte per il tuo coraggio. Se esci dall'organizzazione, puoi sempre venire qui. Prego.」
(ははは！…良いだろう。お前の度胸に免じてその額で譲ろう。もしその組織を抜けるならいつでもこちらへこい。歓迎するぞ)

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