その2 ページ35
『…俺が、あんたを呼び出したのは。あんたに頼みたい事があったからなんだよ』
ベ「…何かしら?」
『俺に、その変身術を教えてくれ』
ベ「ー!!」
『任務で度々使っているのは知っている。俺もそれが出来れば今後任務に役に立つだろう?』
ベ「…私に、メリットが無いわ」
『望むものなら用意しよう。金で動くとは思ってねぇよ』
ベルモットは、少しだけ黙り込むと
スっ…と目を細める
ベ「…そうね、貴方の秘密を1つ私に教えなさい。それが条件よ」
『………わかった』
そう言うと、服を脱ぎ出すアレク
ベルモットはそれを黙って見つめていてー
上を脱いだ時、漸く違いに気がつく
分厚いプロテクターの様なサポーターが見えたのだ
それを外した瞬間
現れたのは豊満なボディ
『…俺の秘密は、性別を偽っている事だ。これはあの方…ボスですらも知らねぇだろうな』
ベ「…成程、嘘をついているという不義理が貴方…いえ、あなたの秘密って訳ね」
シャツだけ羽織ったアレクは
そのまま頭を深く下げる
ベ「ー!」
『頼む。基本だけでも構わない。俺にはあんたしか頼れる相手が居ないんだ』
その真摯的な姿に
ベルモットは遂に折れる
ベ「…顔を上げて頂戴。分かったわ…私はスパルタだから」
『!…ベルモット、ありがとう』
ベ「可愛がってあげるわ、アレク」
こうして、アレクはベルモットから連絡先を交換し合い
変身術と変声術を学ぶ事に決まったのだったー
『…という事で、色々帰らない日もあるかもしれんがよろしくな』
「あんたこれ以上チートになるつもりですか!?」
晩御飯が同じになったカイトに近況を報告すると
カイトは諦めたように溜息を吐く
「もぉ〜、僕の元上司が有能過ぎて怖い…」
『てめぇにも教えてやるよ』
「要らない…」
ランカは、唇を少しだけぺろりと舐めて
楽しみそうに笑うのだったー
NEXT コナンズ ヒーント!
"最年少科学者"
「次回は遂にあの子に出会う!?」
『あの子…少女なのか?』
「それは次回のお楽しみってことです!」
13.研究所という檻の中で→←12.教えを乞う事は恥ではない
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 私名探偵コナンのキャラほぼ全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです!出来たら全員(新一、平次、快斗、警察組、赤井、黒の組織達にも)に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!誰も氏なないでほしいです。更新まってます! (4月24日 18時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね!これからも楽しみにしてます! (2020年5月25日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
千帖 - 好きです(( 好みドストライクです。今までの作品も読みました!ドS様最高!カナタ様も最高!無理をせずに頑張って下さい。ずっと応援しています。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!何とか色々更新していますのでこれからもどうぞ宜しくお願いします!そのコメントが作者更新の励みになっております! (2019年5月24日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 今までの種類全部はまって来ました!!ちょうどコナンにはまった時にこれを見つけてすごい喜びました!!面白い!!これからも更新頑張って下さい!! (2019年5月24日 15時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年5月1日 23時