【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

9.挨拶は大切 ページ27

ランカがRUM達と邂逅を果たし

組織入りしてから一週間後

有る廃墟ビルへの集合と

ランカのコードネームが記されたメールが届く


『………アレクサンダー…ねぇ…』

カクテルを調べて、満足そうに笑うと

ランカは、阿笠博士に作ってもらったサポーターを取り付け

髪を整えると、廃墟ビルへと向かうのだった








廃墟ビルにて、RUMにより集められたネーム持ちの幹部達

RUMの命令により誰も逆らえず集まっているが
本来なら仲良しする様な組織ではないため

その空気は氷のように冷たく冷え切っている


イライラと新しい幹部を待つ中

1人静かにしているのはベルモットとコードネームを持つ美女

彼女の腕が心無しか震えているように見えるのは誰も気が付かない

そして、時間になったその時ー


カツン、カツン…


特徴的な靴音が響きながら

部屋に近づく足音

そして扉が開いた先には



余りにも美しすぎる男が立っていた


ナイルブルーの瞳を妖しく光らせながら

真っ直ぐメンバーの前に立つ

『雁首揃えてご苦労。俺が今日から組織入りする事になったアレクサンダーだ。アレクって呼んでくれや』

ぐるりとメンバーを見渡す

『お前らの事は一通り聞いてる。ジン、ウォッカ、ベルモット、キャンティ、コルン…後は今日は来てねぇのか。まぁいい』


ランカの突然の登場と、自分のコードネームを当てられたことで黙っていると

ランカはベルモットへと目線を向ける


『………あぁ、俺を殺そうとしたのはあんたか。ベルモット』

ベ「っ…なんの話しかしら？私たち初対面でしょう？」

『匂いだよ。あんたの匂いがあの場所にも微かだがあった。プロ意識は結構だがああいう場所は無臭が1番適してる。今後は気をつけな』

ベ「ーっ…」

息を飲んで、黙り込むベルモット

ランカは置いてあった椅子に座ると足を組む


『今日は顔合わせだ。そんなに凄むなよ』

キ「まさか、新しい幹部がこんなガキなんてね！ねぇ？コルン！」

コ「…俺は…どうでも…いい」

『ガキと舐めてもらっちゃ困る。まぁそれは良いとして…今から俺は幹部。つまりお前達と同等だ。俺に命令することは許さねぇからその脳みそに最重要事項として刻んでおけ』

ランカの横暴とも捉えられる言葉に

黙っていたジンが遂にキレてしまった

懐から拳銃を取り出すと

ランカの頭にグイッと銃口を突き付けた

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