5、新一ママとデート!? ページ16
それは、工藤家の妻有希子がランカ達の家にちょくちょく遊びに来るようになってからの話である
有「ねぇ、ランカちゃん!今度の日曜日空いているかしら?」
『?…えぇ、予定は特に決めていませんよ』
有希子が、ランカの入れた紅茶を楽しみながらいきなり質問をしてくる
有希子の唐突さは今更なので
ランカも特に驚くことも無く答える
有「だったら、私とお出かけしない?ランカちゃんすっごく美人さんだから1度全部コーディネートしてみたかったのよ〜!」
『私を?…まぁ、私も丁度買い物がしたかったので行きましょうか』
有「本当!?嬉しいわぁ〜!じゃあ、今週の日曜日にカフェで待ち合わせしましょう!」
『?…お迎えに上がりますよ?』
隣だから、それくらいしようと考えていたランカに有希子は茶目っ気たっぷりに笑う
有「あら!デートでの待ち合わせって言ったら醍醐味の一つじゃない!」
楽しそうな有希子に
ランカも笑いながら了承するのだった
『という訳で、日曜は出かけてくる』
「はーい。と言うか、デートで良かったんですか?」
『あんな美女を独占するなら、デートだろ』
「相変わらず女性に甘いですよねぇ〜。僕は近くの図書館に勉強しに行ってきます」
『土産は何がいい?』
「大丈夫ですよ!」
『…適当に選んできてやるよ、お前頑張ってるからな』
「優しい…怖い…」
『広辞苑買ってきてやる』
「やっぱり通常運転でした!」
そんな会話をしながらも
ランカは日曜に向けて服やらの準備をするのだったー
〜日曜日当日〜
待ち合わせに指定されたカフェ ポアロ
そこに30分早く着いたランカは席に座る
紅茶を頼むと、それを片手に
持ってきていた洋書を開いて時間を潰す事にするのだった
待ち合わせ時間の5分前
有希子はサングラスでカモフラージュしつつポアロにやってくる
中へ入って、まず初めに感じたのは
その空間はたった一人の人間に支配されていると言う事だった
陽の当たる奥の席に座る彼女
クール系で余計なものがない私服に身を包んだ彼女は
周りの熱っぽい視線を一切気にすることなく本を読みふけていた
その文字を追う目は長い睫毛で影を落としており
どこか近付きにくい神秘的なオーラを感じさせる
有「ーっ…は、」
息を飲んだ時、漸く自分が息を止めているとこに気がつく
それ程、今の彼女はまるで1枚の絵の様に完璧だったからだ
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 私名探偵コナンのキャラほぼ全員推しなのと逆ハー大好物なので嬉しいです!出来たら全員(新一、平次、快斗、警察組、赤井、黒の組織達にも)に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!誰も氏なないでほしいです。更新まってます! (4月24日 18時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね!これからも楽しみにしてます! (2020年5月25日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
千帖 - 好きです(( 好みドストライクです。今までの作品も読みました!ドS様最高!カナタ様も最高!無理をせずに頑張って下さい。ずっと応援しています。 (2019年6月15日 20時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!何とか色々更新していますのでこれからもどうぞ宜しくお願いします!そのコメントが作者更新の励みになっております! (2019年5月24日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 今までの種類全部はまって来ました!!ちょうどコナンにはまった時にこれを見つけてすごい喜びました!!面白い!!これからも更新頑張って下さい!! (2019年5月24日 15時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年5月1日 23時