【テニプリ】モブ少女の無敗記録【逆ハー】part2 (ページ38)

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その2 ページ38

『…アレだね。まさに王道！って感じだったね』

赤「俺、ああいうタイプ1番嫌いなんすよ」

丸「つーか香水臭くねぇ？雫みたいな良い匂いしねぇとか…」

生「3年生にしては、些か派手な方でしたね」

真「全く、中学生が粧しこむとは…たるんどる！」

ジ「真田、メイクとか知ってたんだな…」

仁「あの女、俺やブンちゃんジロジロ見過ぎじゃ…隠す気あるんか？」

柳「無いだろうな。おそらくこの合宿で俺たちも手の内にしようとしている確率…90%」

幸「ほぼ確定だね…さて、どうする？雫」

『取り敢えずは様子見だね…私への当たりが強いわけでも無いから、今何か行動を起こせば相手の思うツボ…なんだけど…』

そこで、いいよどむ雫に
近くにいた真田は首をかしげる

真「何か気になるのか？雫」

『…彼女、結構ゴツめのネイルしてたから…仕事できるのかなぁ…って』

その呟きに
雫を慰めるように頭を撫でてしまい
幸村から五感を奪われそうになる真田なのだったー

皆着替えて、テニスコートへ向かうと

やはり、日吉以外が姫と話をしていた

近づいても全く気づかないので、真田が声を張り上げる

真「跡部！」

跡「っ、なんだ、やっと来たか」

柳「楽しそうに話していたから、待ち時間もそう気にしてないと思ったのだが？」

忍「そりゃ、姫さんと話すんは楽しいさかいになぁ…譲らんで？」

忍足の言葉に、笑って返事する幸村

跡部は後ろの大きな小屋を指差す

跡「あそこに、ドリンクを作る道具やタオル等が全て揃っている。しっかり仕事してくれよ。マネージャー」

『分かりました』

姫「姫も、頑張るね！」

跡「無理するなよ？お前はか弱いんだからよ」

姫「大丈夫！景吾達はテニスしてかっこいい所見せてよね！」

気にかける跡部を叱咤する姫

雫は特に気にせず小屋へと向かう

そして、1日目の合同合宿がスタートしたのだったー

『さて…まずは今からストレッチとランニングをするので、ドリンクを用意しましょうか、姫さん』

姫「うん、姫ここで見てるから作ってね～」

『………へ？』

鏡を持ち出すと、先程の風で乱れたのか
髪型を直し始める姫

姫「？姫に作らせるの？それくらいしてよね～」

『………oh…』

前途多難なマネージャーに

思わず溜息が溢れる雫なのだったー