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その2 ページ4

『ー』

外の強い日差しに晒されたような眩しさに
雫は開けようとした目を細めてしまった

『…ここは…学校…?』


どこかの学校の外の様で、後ろの校舎でここが何処か分かった


『ここは…立海だ…なんで…?』

見慣れた校舎、そして目が慣れ周りを見渡すと

少し離れた場所にテニスコートが多くある場所を見つけた

そして、その中で練習するある3人に
雫は見覚えがあった


『…あれ…弦一郎君と…蓮二君…それと幸村君…?』

何処か、今より幼く見える3人だ
そして周りの人達を先輩と呼びながら
同年代とテニスの練習をしていた

他の背景がぼんやりしている事から
これが幸村が囚われている夢の中だと分かる


『…でも、過去だよね…2年ほど前かな?』

幸「そうだよ」

『ーっ!?』

ばっ!と振り向くと
今の幸村が雫の後ろに立っていた

ゆっくり近づくと、隣に立つ幸村は
真っ直ぐコートを見つめる


幸「…あの頃は、楽しかった。身体も自由に動けて健康で、皆優勝目指して真っ直ぐだった…」

その目は、優しい色に包まれていた

しかし、ある人物が現れてから目を細める


幸「…でも、あの女子が現れてから変わってしまった」

その言葉と共に、先輩から紹介されるのは

幸村達と同じ1年の転校生の女子

美人なその女子は瞬く間にテニス部のアイドルマネージャーとして人気になった

幸村達も同年代として最初は仲良く見えた


しかし、まるでフィルムが再生されるように
目の前の光景が目まぐるしく変わっていく


幸「最初は、先輩達だった。あんなに全力を注いでいたテニスの練習を疎かにしてあの女子と話す事だけをし始めた」

そして、それは2年生にも及び


遂には、真田や柳もその女子と話す事の方が多くなった


幸「彼女は僅かな時間で俺達の仲に入り込んできた…それだけなら構わない。だけど彼女は俺達が全力を掛けたテニスの練習を邪魔してまで自分へ注目を集めようとしていたんだ」


気が付けば、自分以外の者が彼女に夢中だった

幸村ただ1人だけが、彼女の異変に気がついていたのだ


幸「…俺が可笑しくなったのかと思ったよ。だって練習をしていたら蓮二や源一郎に"なんで彼女と話したりしないんだ?"って当たり前のように聞かれたからね」

それでも、孤独でも幸村は練習をした

それしか自分を正しいと思える方法が無かったのだ

その3→←15.夢は記憶の整理場所である



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じゃこ(プロフ) - なんで!!なんで!!こんな面白いんですか!!好きすぎます!!! (12月15日 18時) (レス) id: beb0494169 (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 最高ォォォォ!!!!ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!! (12月14日 18時) (レス) id: 700bfcfee7 (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - 更新頑張ってください!! (11月19日 11時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
周助愛し隊団長 - 更新ぷりーぶです!!面白い!! (11月2日 21時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
天元の赤百合 - とっっても面白いので早く続きが読みたいです! (10月23日 2時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月12日 22時

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