第零訓 女神様ってのはなろうとしてなるんじゃない 周りが噂して女神にされちゃうだけだ ページ3
ここは、人間と天人が生きる混沌の街
歌舞伎町
そんな街の夜も遅い時間に
銀髪の一人の男が足取り重く歩いていた
銀「あ〜あ〜、まーたパチンコ負けちまったよチクショー…どっかに金落ちてね〜かな〜、勝利の女神様でもいいからよ〜」
登場早々クズな人間の様なセリフを吐いたこの男の名は坂田 銀時
のちにこの話の主人公になる男である
そして、これはもう1人の主人公との再開の物語ー
夜の歌舞伎町はまるで昼の様に明るい
銀時は自身のトレードマークでありコンプレックスでもあるフワフワの天パの髪の毛を
ぐしゃぐしゃと掻き乱しながら
ユラユラと自宅への道を歩いていた
ふと、その入り口の近くで人影が見える
銀「んだぁ?人捨てかぁ?他所でやれよな」
ぶつくさ文句を呟きながらその人を見た途端ー
銀時は時が止まるという事を知らされた
憂いを詫びた美しい瞳は
誰かを待つ様に月を見上げ
サラリと風になびく紫の美しい髪は
1つに括られて美しく弛み
所々露出する肌はどんな陶器よりも美しく
きめ細やかな白肌だった
そして、その横顔は銀時には忘れられるはずもないあの人を思い出させた
銀「…女神様来たよ…」
すると、その女性は銀時の独り言で気がついたらしく目を合わせる
『…久しぶりだな?銀時』
銀「っあ、あぁ…久しぶりだな…ランカ」
鈴の様な美しい声に息を飲みつつ
銀時は返事を返す
『戦争以来か…相変わらず変わっていないようで安心した…』
銀「俺も女神様が変わってねぇ様で安心してるっつーか…どこ行ってたんだよ!」
『世界を見て回っていたが…やはり銀時、お前の側が一番退屈しなさそうだ。ここに置いてくれないか?』
と、少し考えたあと銀時はポンと手を叩く
銀「よし、採用」
『…いいのか?』
銀「寧ろ探してた女神様が自分から来てくれたんだぜー?手放す理由がどこにあるよ」
『…迷惑じゃないのか?というか、女神様って何の話だ…?』
銀「乗りかかった船だ、気にすんな」
『…お前は相変わらずお人好しだな、何か企んでいるのか?』
銀「そそそんなわけね〜よ(こちとら初恋拗らせてんだ!下心ねぇ訳ないだろ!)」
銀時の考えも知らず
ランカは手を差し出した
『改めて、宜しくな。銀時』
銀「おう、宜しくな。ランカ」
こうして、銀時の万屋に新しいメンバーがはいったのであったー
第一訓 天然パーマに悪い奴はいない→←第??訓 出会いとは即ち運命である
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きょきょ - 鈍感系な夢主苦手だっだけど何かこの子だけは好きw応援してます。頑張ってください! (9月28日 17時) (レス) @page4 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 面白いです!夢主のキャラ好き! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
あこや - なんかところどころパクリありませんか...? (2019年11月9日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 初コメです。凄く面白かったです!早く続きが見たいと思える作品ですね!更新を楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
零 - カナタさん» お久です!コメント返信ありがとうございます!更新再開お疲れ様です! (2018年3月23日 22時) (レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2017年8月31日 1時