その3 ページ15
カツン、カツン
ランカの靴が特注のせいなのか、独特の重みのある靴音が銀時は好きだった
『…銀時』
銀「…なんだよ、俺は行かねぇーぞ?」
その言葉にランカは目を丸くするとクスリと笑う
『…いや、ジャンプは今日発売なんだか…買ってきたか?』
銀「あ…あー…ランカ、付き合ってくんねぇ?」
その言葉にランカは頷くのであったー
あの後、神楽を駅まで送り届ける新八
しかし、ヤクザに先回りされていて神楽と一緒にホームに突き落とされる
迫り来る電車に焦っていると
聞いたことのあるスクーターの音に目を見開いた
銀「ったく、手間かけさせんじゃねーよ!」
『まだ無事だな、2人とも!』
新「銀さん!ランカさん!!」
そのまま木刀を構える銀時
ランカは後ろで親指を空に突き立て
いい笑顔を二人に向けた
新「え!?ちょっ…待ってぇぇ!!」
そして新八達をぶん殴ることで救出し、
神楽は自らの手で集結させたのだったー
ヤクザの親玉の頭を散髪しながら
神楽はランカ達に目を向ける
神「助けに来るならハナから着いてくれば良いのに、訳の分からない奴ネ…シャイボーイか?」
銀「いや〜、ジャンプ買いに行くついでに気になったし…ランカにもどーしてもって言われたからさ〜。死ななくねよかったね〜」
新「僕らの命は220円にも及ばないんですか」
『どーしてもなんて言った覚えはねぇぞ』
話をしていると神楽の故郷へ帰る電車がやってくる
銀時はジャンプを広げたまましっしっと払う
銀「二度と帰ってくるな厄災娘」
神「うん、そうしたいのは山々アルが、よくよく考えたら故郷に帰る為のお金持ってないネ。ランカ姉とももちょっと一緒に居たいし、金も貯めたいからお前の所でバイトさせてくれアル」
その言葉に銀時は真顔でジャンプを真っ二つにし
新八は真顔になる
ランカだけは楽しそうに笑っていた
『ほぅ…強い女は大歓迎だ。自立してる女もな』
神「ひゃっふぃ!コレでランカ姉の側にいられるネ!」
銀「じょっ…冗談じゃねぇ!いくらランカが賛成とはいえお前みたいなバイオレンス娘…」
その瞬間、銀時と新八の間に拳が入り
背後の壁に無数の亀裂が入る
ランカは口を機嫌よく鳴らす
『夜兎族の血か…これからが楽しみだな』
こうして、また新たに
万事屋にメンバーが加わるのだったー
731人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きょきょ - 鈍感系な夢主苦手だっだけど何かこの子だけは好きw応援してます。頑張ってください! (9月28日 17時) (レス) @page4 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙 - 面白いです!夢主のキャラ好き! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
あこや - なんかところどころパクリありませんか...? (2019年11月9日 23時) (レス) id: f395ea8d26 (このIDを非表示/違反報告)
もりこ - 初コメです。凄く面白かったです!早く続きが見たいと思える作品ですね!更新を楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月23日 11時) (レス) id: f6bdc70858 (このIDを非表示/違反報告)
零 - カナタさん» お久です!コメント返信ありがとうございます!更新再開お疲れ様です! (2018年3月23日 22時) (レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カナタ | 作成日時:2017年8月31日 1時