42.自慢の幼馴染み ページ6
バタバタと帰ってきた孫に驚く静香お婆ちゃん
静「おや？もう帰ってきたのかい？朝帰りするかと思ってたよ」
『？泊まったりしないよ〜。ちょっと海で遊ぼうって話になってね…お婆ちゃん、短パンとか持ってない？』
静「アンタの昔のなら…ほら」
そう言って、履いてみるとぴっちりだが履けたのでそれと水着を着て、上から黒いシャツを着る
日焼け止めをもう一度しっかり塗り直すと
小さめの鞄にタオルやらを詰め込む
『それじゃ、夕方には帰ってくるね〜』
静「はいよ、あ、能力は永四郎くんと裕次郎くん以外にはあんまり見せるんじゃないよ！」
『大丈夫大丈夫！』
そう言って、パタパタと駆け出す雫に
静香お婆ちゃんはふぅ、とため息を吐き出す
静「それが出来て無いから、仕事することになったのにねぇ…」
表情は薄いが、情の厚いお人好しな孫に
静香お婆ちゃんはどこか懐かしそうに呟いた
『っはぁ…はぁ…着いた！』
能力を使わずに走ったからか、少し息を切らしながら海に辿り着く雫
少し離れた場所に集る少年たちを見ると
その中に木手と甲斐の姿を見つける
『周りの人は…同じ部活の人たちかな？…声掛けても良いのかな…』
楽しそうな雰囲気に、少しだけ躊躇すると
こちらに気がついた木手
雫にしか見えないように優しく微笑むと手を挙げる
木「ー雫！！こっちにおいで」
木手に大声で呼ばれ、そちらへ歩く雫
甲斐も雫に気がついて嬉しそうに手を振る
木「早かったですね、急いでくれたんですか？」
甲「うぬ服んちゅらさんやー！雫！」
(その服似合ってる！)
『ありがとう、うん。この人達が同じ部活の人？』
そう言って、目線をやると
驚いたようにポカンとこちらを見つめる3人と目が合う
木「えぇ。彼らは俺と同じレギュラーでしてね。他に後2人居ますが今日は来れなくてね」
甲「皆！わんとぅ永四郎ぬ幼馴染みだ！挨拶しろよ〜」
甲斐の元気の良い声に、一歩前に出たのは
金髪の少年だ
平「2人にかいこんなちゅらかーぎーぬ幼馴染みがいたんなんて驚ちゃん。わんねー平古場凛。同じ部活ぬレギュラーだ。ちなみに彼女ーいらんくとぅゆたくやー」
(こんな美人の幼馴染みがいたなんて驚いた。俺は平古場凛。同じ部活のレギュラーだ。ちなみに彼女はおらん)
『ありがとう。私はA 雫。今は立海大付属中でテニス部のマネージャーをしてるよ…私も彼氏は居ません」
木「…平古場君」
平「おー、うるとぅさん…敬語いらん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 616人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ayaka(プロフ) - 続きの更新待ってます！ (12月12日 17時) (
レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…続きが読みたい… (2023年2月27日 3時) (レス) @page33 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 1から読みました!!キャラとの絡みもですが事件の内容や解決までがとても面白かったです！夢主の性格もドタイプでした!! (2021年8月22日 12時) (レス) id: 2994709d1c (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ(プロフ) - とても面白いと思って見させていただきました！出来ればで良いので続き頑張ってください (2021年8月16日 0時) (レス) id: f5cbf3376d (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - 続きを…続きをください！ (2021年8月7日 19時) (レス) id: 5c2d649dea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カナタ
| 作成日時：2019年12月17日 23時
