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57.1週間フレンズ? ページ28

抱きつかれた雫は、驚きつつも何とか話そうと少年を見つめる

『あの、何処かで出会ったかな…?』

「…俺の事、忘れたの?」

『…?………あ…』

帽子の少年が、拗ねたような声を出しつつ
雫を見上げると

雫は漸く思い出したのか、目を見開く

『…もしかして…リョーマ君…?』

越「…やっと思い出した…まだまだだね」

言葉とは裏腹に、思い出してもらえたからか

その顔はどこか安心したような顔付きだった







受付時間まで少しあるからと
外の休憩場で座る3人は改めて自己紹介しあう

遠「しっかし、まさか雫とコシマエが友達やったなんてなぁ〜!」

『コシマエって、リョーマ君の事だったんだね…そういえば、越前って音読みするとそう読むね』

越「全く…あんた、相変わらずお人好し」

やれやれと言いたげな越前に

遠山は気になっていた疑問をぶつける

遠「あれ?雫、さっきテニス部のマネージャー言うとったけど…コシマエのおる学校じゃ無いんか?」

『あぁ、そうなんだよ。私は立海に通っていてね。今日は買い物をしに少し遠出していたんだ』

その言葉に、越前は拗ねたように声を出す

越「…アンタが居るなら、立海行ったのに…」

『ふふ、でも…今の学校も良いんでしょう?リョーマ君、前より何かスッキリした顔してる』

雫に言われて、少し目線を下げて頷く越前

遠山は更に質問をする

遠「ほな、コシマエは何処で雫と出会ったんや?練習試合とかか?」

越「…別に、話す必要無くない?」

『意地悪しないの…そうだね、時間も少しあるし、そんな長くならないから話そうか?』

遠「!知りたい!教えてーなー!」

チラリと越前を見る雫

越前は諦めたように頷くと、ドリンクを軽く飲む

それを確認した雫は遠山に向き直り
ゆっくりと話し始めたのだったー









〜リョーマが、小学四年生くらいの頃〜

当時から、テニスで抜群の才能を発揮していたリョーマは

アメリカでその力を存分に発揮していた

しかし、幼い才能を妬む人間なんていくらでもおり

また、リョーマ自身も世渡り上手な性格も
乗り越えられるほど歳も重ねておらず

1人でテニスをする日々が増えていた

そして、今日も上級生から絡まれて終わりだと思っていた


あの時まではー

その2→←その2



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作品ジャンル:アニメ
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Ayaka(プロフ) - 続きの更新待ってます! (12月12日 17時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…続きが読みたい… (2023年2月27日 3時) (レス) @page33 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 1から読みました!!キャラとの絡みもですが事件の内容や解決までがとても面白かったです!夢主の性格もドタイプでした!! (2021年8月22日 12時) (レス) id: 2994709d1c (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ(プロフ) - とても面白いと思って見させていただきました!出来ればで良いので続き頑張ってください (2021年8月16日 0時) (レス) id: f5cbf3376d (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - 続きを…続きをください! (2021年8月7日 19時) (レス) id: 5c2d649dea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年12月17日 23時

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