検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:82,709 hit

その2 ページ21

『''ここから逃げて、近くの交番にいって''』

「え…」

『''私は大丈夫。私の噂聞いてるでしょう?''』

ニコリと笑うと、少年も察したのか

雫の合図と共に走り出す

気を抜いていた3人はまんまと逃げられてしまう

「あっ!?てめぇ…」

「まて、まだ女の方がいるだろ」

「弱い男だなぁ〜?女置いて逃げるなんて」

「ったく…でもまぁ、可愛い顔してるじゃねぇか」

「そうだな〜、取り敢えず俺らについて来るなら痛い目に合わせないが…」

「ついて来てくれるよなぁ?」

下品な笑い方をする3人に
能力で気絶させようかとしたその時ー



「女囲んで何してやがる」


低い声が、裏路地に響いた

雫は、高校生の背中で見えない誰かに目を向けると


次の瞬間、目の前の高校生は吹っ飛んでいたのだ


『(え!?能力使ってないよね?)』

「あぁっ!?んだてめぇ…」

「こ、こいつ…亜久津じゃねぇか!?」

亜「テメェらに、名前呼ばれる筋合いはねぇよ」

その後、襲いかかる2人も簡単にノしてしまうと

亜久津と呼ばれた白ランの白髪の男は

鋭い目を雫に向ける

亜「お前もお前だ。女1人でこんな所に行くんじゃねぇよ」

雫が答えようとした時

バタバタとこちらに近づく足音

亜「ッチ、サツが来やがったか…面倒だな」

どうやら、あまり宜しくない様子で
キョロキョロと逃げ道を探すもここは袋小路

そんな様子に、雫は亜久津の手を取る

亜「っは?」

『コッチ!絶対離さないで下さいね』


そう言って、雫は亜久津の手をつかんだまま

目の前の壁に向かって走り出したのだった





少年は、雫の約束通り警察を呼んだが
そこには気絶した高校生3人しか居なかった

不思議そうに首をかしげるが
不思議な力が使えると噂されている先輩だしなぁと自身を納得させつつ

事情を聞きたいと言われ警察官について行くため裏路地を後にした






それを、裏路地が一望できるビルの屋上から眺める雫と亜久津

あの後、雫は能力で壁を走り抜けその場を立ち去ったのだ

現場も解決したのを確認すると

亜久津はその場に座り込む

何か聞きたそうな雰囲気に、雫も亜久津の目の前にペタンと座り込んだ


『先程は、助けてくれて有り難うございます!私は立海大付属中3年、A 雫と言います』


亜「…山吹中。3年。亜久津 仁…テメェ、さっきのはなんだ?」

その3→←53.ツンデレヒーロー?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
616人がお気に入り
設定タグ:テニプリ , 逆ハー , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ayaka(プロフ) - 続きの更新待ってます! (12月12日 17時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…続きが読みたい… (2023年2月27日 3時) (レス) @page33 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 1から読みました!!キャラとの絡みもですが事件の内容や解決までがとても面白かったです!夢主の性格もドタイプでした!! (2021年8月22日 12時) (レス) id: 2994709d1c (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ(プロフ) - とても面白いと思って見させていただきました!出来ればで良いので続き頑張ってください (2021年8月16日 0時) (レス) id: f5cbf3376d (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - 続きを…続きをください! (2021年8月7日 19時) (レス) id: 5c2d649dea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カナタ | 作成日時:2019年12月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。