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その2 ページ17

『…ヒー…ロー…?』


甲「そうやん!わったーカッコよく助けてくれた!(そうだ!俺たちをカッコよく助けてくれた!)」


木「貴女がいなかったら僕たちは今頃どうなっていたか…貴女は命の恩人であり、ヒーローなんですよ」



2人の言葉に、雫は目を見開いて固まる


そんな事、今まで言われたことがなかったからだ

力を使うのも、隠れてしていた事もあり
こんな公にバレることがなかったのだ



『…こんな、力も…誰かの役に立つんだ…』



甲「あー!そうやん!雫暇が?」

いきなり大声を出す甲斐に
雫は慌てて返事をする

『え?あ、うん。今日は特に急ぐ予定は無いけど…』

甲「どぅし記念として、秘密ぬ場所んかい連れて行ってやいんさぁ!海ぬ底がみーいんほど透き通たん海があんどー!(友達記念として、秘密の場所に連れて行ってやるよ!海の底が見えるほど透き通った海があるんだ!)」

木「焦りすぎですよ、裕次郎くん…でもまあ、僕でもその場所はおすすめです。一緒に行きましょう」

雫の手を甲斐と木手がそれぞれとり
秘密の浜辺へと案内してくれる

そんななんでもないようなやりとりも

雫には救われたような気持ちだったのだ



こうして、その日
雫は自分の力の使い方を、知り

あくまで自分の自己満足として、見返りを求めず誰かを助けるために使おうと決めだのだったー


『本当に…ありがとう、永四郎くん、裕次郎くん…』









木「ーとまあ、こんな感じですかね」

甲「やしが、永四郎が許婚んかいないんって言い出ちゃんのーたましぬぎたんなぁ(でも、永四郎が許婚になるって言い出したのはびっくりしたなぁ)」

木「俺はライバルは早めに蹴落としておくタイプなんですよ」

甲「雫が認めらんくとぅ無効!(雫が認めてないから無効!)」

木手たちから話される事に

平古場達は漸く納得したように頷いた

平「じゃあ、わんにん助けられたんし…許婚んかい立候補してんゆたさんが?(じゃあ、俺も助けられたし…許婚に立候補しても良いか?)」

「「駄目やん(だ)、許さん!」」

雫が答えるより早く答えた木手と甲斐に

雫はあの時のように楽しそうに笑うのだったー

51.のんびりうちなータイム→←50.その時、理由ができた



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作品ジャンル:アニメ
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Ayaka(プロフ) - 続きの更新待ってます! (12月12日 17時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…続きが読みたい… (2023年2月27日 3時) (レス) @page33 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - 1から読みました!!キャラとの絡みもですが事件の内容や解決までがとても面白かったです!夢主の性格もドタイプでした!! (2021年8月22日 12時) (レス) id: 2994709d1c (このIDを非表示/違反報告)
ちるせ(プロフ) - とても面白いと思って見させていただきました!出来ればで良いので続き頑張ってください (2021年8月16日 0時) (レス) id: f5cbf3376d (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - 続きを…続きをください! (2021年8月7日 19時) (レス) id: 5c2d649dea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年12月17日 23時

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