【銀魂】ドS黒死蝶と銀色の魂【逆ハー】part5

その3 ページ40

両者ほぼ同列に皿をさばいていくも

「餡泥雌堕」の客に力士が参戦して流れが変わる

ものすごいスピードで食べていく力士達は
あっという間に50皿もの差をつけていく


しかし、銀時達も負けられない

神楽が少し離れて立ち尽くすと
ランカはその近くでぬるめのお茶を用意して待機し

新八が串から団子を外し
銀時がナイスコントロールで神楽の口に団子を放り込むという流れ作業で団子を消費させていく

途中ランカのフォローのお茶で団子を詰まらせないようにする事でまたもや差はほとんど無くなる


しかし、神楽が間に白米も挟んでしまった為に

タイミングの狂った神楽は両目に団子を受け止め、タレを目にしみさせてしまう

これではもう素早く団子は食べられない

勝ち逃げが決まったと安心する「餡泥雌堕」の店員達に、銀時は待ったをかけた


銀「ここからは…この糖分王の出番だぜ！」


そう言って、"糖分"と書かれたハチマキを頭につけ団子の前に立つ銀時

ランカも隣に寄り添う

医者に止められているからと新八に止められるも

銀時は隣に立つランカを見つめる


銀「…これ、勝ったら…チューしてくれる？」

『！…頭なでなでもつけてやろう』

銀「胃爆発しても食ったらぁぁぁあ！！」


叫ぶと団子をなんとか口に運ぶ銀時
ランカは店員としての立ち位置なのか団子は食べられないので

ただ銀時の隣で皿を片付ける

そして、両者最後の一本になった時手が止まった



「餡泥雌堕」の団子に飽きが来たからだと言う親父に怒りをぶつける酔唾

親父はメガネをあげながら笑う

店「世界にある1000の味を作るのがあんたなら…団子しかしらねぇ俺は団子で1000の世界を作るしかねぇわな」

そう言って、銀時に向く親父

店「旦那、あんた1000回もウチに来たかい？流石に飽きたかね？」

銀「飽きちゃいねぇ。が…胃袋もどこもみっちりで入るとこねぇんだわ…」

ランカは、銀時の手から団子を奪うと

ニッコリと笑いかける

『銀時、アーン♡』

銀「アーン！」

銀時が口に入れた瞬間、タイムアップ

見事「魂平糖」が勝利したのだったー



倒れこむ銀時を、何とか受け止めるランカ

銀「…ランカ〜」

『…銀時』


チュッ

銀時の頬に軽い温もりがあった

そして頭を優しく撫でられる

『…ありがとう。頑張ってくれて』

銀「…え、今…え？」

『チューしたぞ？』

銀「…うん、まぁそうなるよね〜」

残念なような、嬉しいような
銀時は複雑な表情をするのだったー

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