その2 ページ46
赤「ーっ雫せんぱぁぁぁぁいい!!」
気がつけば、全力で叫んでいた赤也
人体模型が目の前に立っていた真田に手を伸ばすその瞬間ー
『ーっそぉぉぉい!』
掛け声と共に華麗にドロップキックを決め
人体模型と入れ替わるように4人の前に立ち塞がったのはー
『呼んでくれたね、赤也君』
いつも通り、飴を銜えた雫だった
赤「雫先輩ー!!」
ブ「雫ー!!」
思わず抱きつく赤也とブン太
雫はなんとか受け止めると背中を撫でる
『あ〜、頑張ったね〜。遅くなってごめんね』
赤「俺、雫先輩から貰った組紐で…怖かった…!!」
ブ「俺…何も出来なかった…怖い…!」
『そうだね、二人とも頑張ったね。赤也君もよくその組紐の使い方分かったね』
真「雫が何か細工していたのか?」
落ち着いた2人を剥がしつつ、問いかける真田
『うん、赤也君が願いながら手を前にすると悪意あるものを払える様にしたんだ。2回くらいしか出来ないしそこまで強いものではないけど…良かった。役に立ったようだね』
ボロボロになった組紐を赤也から受け取る
赤「っそうだ!あいつ…というか、今何が起きてんスか!?」
落ち着いた赤也が雫に問いかける
『うーん、一言で言うと…裏の立海という所かな』
ジ「裏の立海?」
『あ、初めましてだね。私は立海3年のA 雫です。よろしくね』
ジ「ジャッカル桑原だ。ジャッカルで良いぜ。それにあんたのことは赤也達からよく聞いてる」
『私も雫で良いよ…ところで、ここには4人で来たの?』
真「いや、幸村達と…テニス部のレギュラー達と来たんだ」
『じゃあ、仁王君や柳生君もか…取り敢えず急いで合流しないと』
ブ「っまさか!?まだあんなのがいるのかよぃ!?」
『人体模型は1体だけだけど、他の怪談に捕まるかもしれないからね』
雫は部屋を出るように言うと
階段の方へと向かう
『取り敢えず、仁王君のオーラを追って行くから着いてきて。絶対離れないでね』
そう言って、真っ直ぐ前を見る雫に
思わずトゥクン…となるブン太と赤也だった
13.▼ヒントのメモを手に入れた!→←12.思わず叫んだ名前は
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カナタ(プロフ) - とと丸さん» コメントありがとうございます!そうでしたか…私は知らなかったのですが、何件かコメントを頂いているので、お話は削除して訂正させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2019年10月13日 21時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
とと丸 - あの、失礼だとは思うんですけど8話目のモンブランの話とよく似た話を読んだことがあります。これは偶然ですか?? (2019年2月23日 16時) (レス) id: 89ceb7c4c7 (このIDを非表示/違反報告)
アルシェ - 続き楽しみに待ってますね♪このお話とても面白いです! (2019年1月25日 1時) (レス) id: f819ec86cc (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - やゆよさん» コメントありがとうございます!亀更新ながら続いていくのでどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございます!お気に入りまで!これからも亀更新ですがどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2017年7月8日 2時