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12.思わず叫んだ名前は ページ45

柳達が3階へ向かおうとしている時

赤也達は3階を駆け巡っていた



ブ「おいおい!いつまで走ってりゃ良いんだよい!?」

ジ「この廊下、こんな長かったか!?」

真「後ろの何かも何時までも追いかけてくるぞ!」

赤「っまさか…迷宮に閉じ込められたとかっスか!?」

走っても走っても階段にもたどり着けず
赤也は目が潤みそうになる


赤「どうすれば…皆で…っ!!」

ふと、ポケットの中にある組紐を思い出す


赤「っ…雫先輩…」

組紐を右手首にしっかり縛りつけると

赤也は足を止める

真「赤也っ!?」


赤「…雫先輩…俺達を助けて下さいっ…」


そして、右手を真っ直ぐ人体模型に差し向ける

雫が、幽霊を追い払う時のように



赤「…っどっか行けよ!!!」


そう言って、手に力を込めた


瞬間、赤也の手から衝撃波が生まれる
そのまま人体模型に直撃し倒れる

同時にまるで霧が晴れたように赤也達の後ろにいつもの階段が現れる


赤「へ…」

ブ「っ!?…逃げるぞ!赤也!」

赤「あっ…はいっス!」

赤也は不思議そうに顔を傾げながら

4人は慌てて下へとかけ降りるのだった








空き教室に逃げ込んた4人は、とりあえずこの後の行動を相談する


ブ「もう、課題は諦めるよぃ…」

ジ「そんな問題じゃねーだろ」

真「そうだ、それに先程赤也は何かしたのか?」

3人の目が赤也に向く

赤也は手首に付けた組紐を見せる

赤「分かんないっス…ただ、雫先輩から貰ったこの組紐に念じたら、なんか雫先輩みたいな力が使えて…アレ?」


赤也は、先程よりも組紐がボロボロになっている様に見えた


ブ「もしかして、雫の力がその組紐に宿ってんのかよぃ?」

ジ「力?」

真「ジャッカルは知らんのか、雫は奇想天外な力を持っているのだ」

ジ「あー、待ってくれ…幸村が心配してたのはそういう事か…?」

赤「部長が心配?…」

ブ「何にせよ、その組紐で雫の力が使えるなら安心だなぃ!さっさと皆で集まって帰ろうぜ」

赤「そうスね、多分あと1回くらいしか使えねぇかもしれないですし」

ブ「えっ!?そうなのかよぃ?」

真「ならば、幸村達と早く合流せねばならぬな」

そう言って、4人は立ち上がると
扉を開いたー



同時に、目の前に立つ人体模型と目が合う

その2→←11.美しい音色に囚われる



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作品ジャンル:アニメ
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カナタ(プロフ) - とと丸さん» コメントありがとうございます!そうでしたか…私は知らなかったのですが、何件かコメントを頂いているので、お話は削除して訂正させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2019年10月13日 21時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
とと丸 - あの、失礼だとは思うんですけど8話目のモンブランの話とよく似た話を読んだことがあります。これは偶然ですか?? (2019年2月23日 16時) (レス) id: 89ceb7c4c7 (このIDを非表示/違反報告)
アルシェ - 続き楽しみに待ってますね♪このお話とても面白いです! (2019年1月25日 1時) (レス) id: f819ec86cc (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - やゆよさん» コメントありがとうございます!亀更新ながら続いていくのでどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございます!お気に入りまで!これからも亀更新ですがどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2017年7月8日 2時

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