その5 ページ40
あの後、通り魔事件は被害者が重傷者はいなかった為被害届も出しておらず
本人も反省しているとの事で今回だけは幽霊の仕業という噂を利用する形になったのだ
故に、雫の部活の信憑性が高まる結果に落ち着いた
1度だけ、男子生徒が謝罪に来た
「本当に…すみませんでした！…僕は、正義の行いなんて言い訳して暴力をしていただけなんですね…」
その言葉に漸く雫も肩の荷が降りた気がした
これで事件は解決したのだがー
真「A！」
『…おはよう、真田君。』
真「また寝癖が着いているぞ。部室で昼寝でもしていたのか？」
『なんでバレるんだ…？』
真「全く…そうだ、今日の放課後。部活動のチェックに往く。準備しておくといい」
『また聞きたいの？物好きだねぇ…』
真「Aの話は奇想天外で面白い…ではなく！公務として行くのだ！！」
少しだけ赤くなりつつ去っていく真田
あの事件以降何かと雫を気にかけるようになったのだ
『…なんか、大型の番犬に懐かれた気分だな…』
真「Aー！」
『なになに？大声で呼ばないでよ…』
真「そういえば、家でAの話をしたらお爺様が気にかけてな。今度の休日うちに来ないか？」
『距離詰めるの早いね…』
諦めた様に溜息を吐くと、真田の腕を掴む
真「っ！？///」
『じゃあ…せめて名前で呼んでよ。もう友達でしょ？弦一郎君』
真「なっー！！？///…で、では…今度の休日…空けておいてくれ…雫…っ」
『はいよ〜。赤也君とか皆呼んだら楽しいかもね』
真「赤也と友人なのか？」
『というか…まぁ、うん』
真「それは良い事だ。」
『じゃあ、またね〜。弦一郎君』
真「あぁ、またな雫」
お互いの教室に入るだけなのに軽い挨拶
真田はそれを少しだけ嬉しそうに受け止めるのだった
幸「…真田…まで…」
その光景を見ていた幸村は真っ青になり
そしてキっ！と雫を睨みつける
幸「…駄目だ…あんな思いはしたくない…あんな事に仲間を巻き込ませたりしない…俺が守るんだ。みんなを」
幸村は決意したような声を出すが
やはり誰に届くわけでもなく
静かに掻き消えて行くのだった
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カナタ(プロフ) - とと丸さん» コメントありがとうございます！そうでしたか…私は知らなかったのですが、何件かコメントを頂いているので、お話は削除して訂正させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2019年10月13日 21時) (
レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
とと丸 - あの、失礼だとは思うんですけど8話目のモンブランの話とよく似た話を読んだことがあります。これは偶然ですか？？ (2019年2月23日 16時) (レス) id: 89ceb7c4c7 (このIDを非表示/違反報告)
アルシェ - 続き楽しみに待ってますね♪このお話とても面白いです! (2019年1月25日 1時) (レス) id: f819ec86cc (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - やゆよさん» コメントありがとうございます！亀更新ながら続いていくのでどうぞよろしくお願い致します！ (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございます！お気に入りまで！これからも亀更新ですがどうぞよろしくお願い致します！ (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2017年7月8日 2時
