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その3 ページ27

『初めまして。怪奇現象研究部の部長をしているA 雫です。学年は貴方と同じだから』

柳「これは、ご丁寧に…怪奇現象研究部…?」

『貴方が巻き込まれている怪奇現象を解決する為に動いていたの…仁王君の依頼で』

仁王は少しだけ照れくさそうに目線を外す

柳「仁王君…」

仁「柳生はテニス部の仲間で、俺の相棒なり。困っとるなら助けたいと思うのが当たり前じゃ」

柳「…有難うございます、しかし彼を見失ってしまいました」

『大丈夫。何となく分かってきたし…柳生君はいつも通り生活してくれるといいよ』

柳「っでも!」

『大丈夫』

雫の瞳が、柳生を真っ直ぐ射抜く

『必ず、貴方を助ける。約束する』

柳「ーっ!…分かりました。宜しくお願いします」

そう言って頭を下げる柳生に
雫は強く頷くのだった




あれから1週間

ピタリと柳生があちらこちらで目撃される噂が止んだ頃に柳生は雫に呼び止められ

2人は怪奇現象研究部の部室に来ていた


『どう?あれから噂は無いでしょう?』

柳「えぇ…しかし、どうやって…?」

『まぁ、まだ解決はしていないから…ここまでの事を順を追って説明するよ』

お昼休みと言う事もあって、紅茶を容れる雫
その数は2つではなく、5つあった


『それに、彼らも話を聞きたいだろうし…』

そういった瞬間、扉が開き入ってくる何時もの3人

柳生は目を見開いて驚く

柳「仁王君達!?…どうして、来ると分かったんですか?」

『オーラが近づいて来てたからね。私超能力者だから』

柳「は…?」

いきなりのカミングアウトに、赤也達は呆れるように笑いながら席に着くのだった



柳「…成程。つまり仁王君達も私の様におかしな現象に巻き込まれ、A君に助けられたと言う事ですか…」

『まぁ、信じられないかも知れないけれど…君の事は助けるから安心して』

柳生は、フッと息を吐くと漸く微笑んだ

柳「…いえ、信じますよ。大切な仲間を助けて頂き、私まで助けて貰うんですから」

『!…ふふふ、紳士だねぇ…さて、本題に入ろうかな』

珍しく、飴を食べていない雫は
紅茶を嗜みつつここ最近の話をし始めるのだった

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作品ジャンル:アニメ
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カナタ(プロフ) - とと丸さん» コメントありがとうございます!そうでしたか…私は知らなかったのですが、何件かコメントを頂いているので、お話は削除して訂正させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2019年10月13日 21時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
とと丸 - あの、失礼だとは思うんですけど8話目のモンブランの話とよく似た話を読んだことがあります。これは偶然ですか?? (2019年2月23日 16時) (レス) id: 89ceb7c4c7 (このIDを非表示/違反報告)
アルシェ - 続き楽しみに待ってますね♪このお話とても面白いです! (2019年1月25日 1時) (レス) id: f819ec86cc (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - やゆよさん» コメントありがとうございます!亀更新ながら続いていくのでどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございます!お気に入りまで!これからも亀更新ですがどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2017年7月8日 2時

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