その2 ページ26
〜次の日〜
『…あのさ、君達暇なのかい?』
仁「相棒のピンチなり、ほっておくわけにはいかんからのぅ」
丸「俺だって、同じ仲間だしな!」
赤「俺だけ仲間外れになんてさせないっス!」
学校が休みなのを利用して調査をしようとしていた雫を待ち伏せていた3人は
呆れる雫を余所に調査についてくるのだった
『ゲームセンターに、ガラの悪い人たちと絡んでいた…これだけじゃあ流石にすぐは見つからないかな…』
例に漏れず有名なテニス部員の柳生の顔を知らない雫は、仁王に見せてもらったレギュラーの集合写真で柳生の顔を確認しながらうぅん…と首を傾げた
丸「雫の超能力で、探したり出来ねぇのかよぃ?」
『私の超能力は万能じゃないし…ブン太君とかならいつも一緒にいるからオーラで探せるんだけど…知らない偽者を探す事になると使えないんだ』
丸「へ〜…(何時も一緒って言われた!///)」
雫の言葉に内心喜びつつ、周りを見渡すブン太
ふと、雫が3人の方を軽く叩く
『アレ…もしかして柳生君?』
雫の指差したのは、ゲームセンターの出入口から出てくる
何故か制服姿の柳生だった
目を見開いて驚く4人
『…これはまた…完璧な偽者だ。行くよ!』
雫の合図と共に4人はその柳生を追いかける事にしたのだった
偽者はゲームセンターから出てなにかする訳でもなく
ただ街をブラブラと徘徊していた
『…目的が無いのかな?何だろうか…』
首を傾げつつ目線をふいと外したその時
雫は、今追いかけている筈の人の姿に目を見開く
『…ねぇ、制服姿の柳生君の後ろに…私服の柳生君が居ないかい?』
赤「え?…あっ!本当っス!」
丸「柳生も調べてたのかよぃ?」
仁「いかん、近すぎるぜよ。偽者にバレてしまう」
3人は慌てて本物の柳生の方を捕まえる
柳「っ!?…皆さん?こんな所で何を…?」
仁「それはこっちの台詞ぜよ。おまんこそ何しとる」
柳「見てわかるでしょう。原因を突き止める為に尾行していたのです。貴方達も見たでしょう!私にソックリな人を!」
思わず声を荒らげてしまう柳生
それに気が付いた偽者は慌てるように走り去ってしまった
『あ…まぁ、大体把握はしたからいいか…』
柳「?…彼女はどなたですか?」
声を出した事で雫の存在に気が付いた柳生は雫の方へと目線を合わせた
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カナタ(プロフ) - とと丸さん» コメントありがとうございます!そうでしたか…私は知らなかったのですが、何件かコメントを頂いているので、お話は削除して訂正させて頂きます。大変申し訳ございませんでした。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2019年10月13日 21時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
とと丸 - あの、失礼だとは思うんですけど8話目のモンブランの話とよく似た話を読んだことがあります。これは偶然ですか?? (2019年2月23日 16時) (レス) id: 89ceb7c4c7 (このIDを非表示/違反報告)
アルシェ - 続き楽しみに待ってますね♪このお話とても面白いです! (2019年1月25日 1時) (レス) id: f819ec86cc (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - やゆよさん» コメントありがとうございます!亀更新ながら続いていくのでどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございます!お気に入りまで!これからも亀更新ですがどうぞよろしくお願い致します! (2019年1月20日 22時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2017年7月8日 2時