【テニプリ】モブ少女の無敗記録【逆ハー】part1

お気に入り作者300人突破記念！ ページ20

〜モブ少女が転校したのが氷帝だったら〜

『…ふぁぁ…』

雫は眠たそうに目を細めながら欠伸を零し、氷帝へ歩いて登校していた

その隣に静かに並走して泊まる高級車
扉が開いて、顔を見せたのは
氷帝のKING、跡部景吾だった

跡「よぉ、雫」

『お早う、跡部くん』

跡「乗っていくか？」

『…君のファンに刺されたくないから、辞めておくよ』

にこやかに断ると、何故か車から降りて隣で歩き始める跡部
樺地も後ろで付いてきていた

『いや、話聞いてたかい？』

跡「アーン？お前色々みえるんだろ？1人にしておく訳にはいかねぇだろ」

『…心配してくれるのは嬉しいんだけど…』

日「雫先輩！！」

背後から名前を呼ばれ振り返ると、後輩の日吉がこちらへ走ってきた

日「お、お早うございます！今日はいつもより3分程早いんですね？」

『なんで知ってるのかはもう聞かないよ…お早う』

オカルト好きの日吉は、ネットのある界隈では超有名人の雫の大ファンだった

日「…で、何故跡部部長は雫先輩と歩いているんですか？」

跡「こいつを守るのは俺の役目だからな」

ある事件で彼を助けてから何故かこういう事を言ってくるようになった跡部と対抗する日吉


跡部と日吉に挟まれて登校する雫

その背中に飛び乗った1人の影

『ジロー君、私じゃなかったらコケてたよ？』

ジ「俺が雫ちゃん見間違えるわけないCー！おはよー！」

向「おい！いきなり走るなよ！」

宍戸「何かあったのか…雫！？」

遅れて向日と宍戸も現れる
そして流れで彼らも一緒に登校する事になるのだった




『そう言えば、今更なんだけれど…朝練はないのかい？』

雫の疑問にすぐに答えるのは日吉だ
心なしかその目は試合の時のように輝いていた

日「今日はコート点検で朝はコートが使えないんです。」

『なるほど…あ、』

道中の本屋に目を向けて、雫は固まる

その本屋から出てきたのは鳳と忍足と滝だったのだ

鳳「あっ！お早うございます！宍戸さん！雫さん！先輩方！」

滝「雫ちゃん。奇遇だね」

忍「朝から雫に会えるなんて、ついとるわぁ」

なぜか、こうして行く先々で氷帝メンバーが集まってしまう謎だけは雫も解けないのであった

単に好かれていて集まってくるとは思ってもいないのだ

作者「お気に入り作者300人突破！有難うございます！これからも亀更新ですがどうぞよろしくお願いします！」

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