その2 ページ43
ランカが歩けば人は避けていく
神話のモーゼの様な光景にカイトもいい加減慣れつつあったある日
2人の子供が中将に近付いていた
どうやら兄妹の様で、手を繋ぎながらランカの前に立つ
「お兄さん、偉い人なんだろ！？」
「しゅごい！かいぐんさん！」
妹の方はまだ幼いらしく、言葉が拙いが
可愛らしい2人だった
しかし、ランカが子供が好きそうには見えず
カイトはオロオロとその場を見守る
ランカは黙っていたが、しゃがみこむと2人に目線を合わせる
『海兵に憧れるか…？』
「うん！俺、せいぎの味方になって、家族を守るんだ！」
「わたし、おにいちゃを助けるー！」
意気揚々と語る2人の頭を
徐にランカは撫でる
『…これから、色んなことが君達に起こるだろう…今はまだ分からんくてもいい…いつか君達が俺のように大きくなったら…その時も夢を大きく語れる大人になるんだぞ』
その顔は今まで見たことないほど優しくて
カイトはいつの間にか見惚れていたー
子供たちが離れていき、ランカは後ろを向く
そして、カイトと目が合った瞬間ー
『…っ！！？///』
なんと、真っ赤になってしまったのだ
カイトはわけも分からず首を傾げる
「ランカ中将…？」
『い…今見たことすべて忘れろ…いいな！』
「？…あ、もしかして…中将、子供好きなんですか？」
『はぁ！？、別に…嫌いなわけではない！…だが、お前にあんな不抜けた顔を見せたくなかっただけだ…！』
そう言いながら先へ進むランカ中将に
カイトは一気に親近感が湧いた気がしたのだったー
「…と、言うわけでして…実はドS中将は子供好きで接している顔は見られたくないという弱点…が…はっ！も、もしかして…僕、下剋上のチャンス…？」
『お前は何年経っても学ばないな、カイト』
「ひゃい！？ランカ中将！？あれ、デジャビュ！？」
『あれは昔の話だ…あの時はお前に対してもまだ壁があったからな』
「え…ボロ雑巾のようにこき使われてたのに…？」
『今は見られても構わん…子供好きかどうかはお前らが好きに捉えてろ』
そう言って去っていくランカ
しかし、カイトは見てしまった
去っていくランカの耳が少しだけ赤くなっていたことをー
どっちゃん。さん、お待たせしました！
デレ？照れ？みたいな感じで申し訳ない…
ドS中将も照れるというわけです
これからも宜しくお願いします！
作者 カナタより
18、『品のない銃と女は趣味じゃない→←どっちゃん。さんからの質問
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れんこん(プロフ) - なんでこんな良い作品に出会えなかったのか苦悩するばかりです！！どのキャラも最高ですし、主人公がもうどストライクです！最新話まで頑張って読みます！！！更新頑張ってくださいいい！ (2019年9月23日 17時) (
レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - …なんだかキルラキルの皐月様みたいだなぁ… (2019年5月29日 17時) (レス) id: 0b47fc3e16 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません。そしてご指摘ありがとうございます！話の途中からは「」の前にキャラの名前の頭文字を入れるようにしております！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年7月10日 14時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 少し読みづらいので、キャラがしゃべる前にキャラの名前入れたらどうでしょう？ (2017年12月14日 3時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 鈴屋さん» Google先生に聞いてきました！女の子が戦うなんて私好み過ぎまする…また読んでみます！有難うございます！ (2017年7月7日 1時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2016年12月31日 14時
