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顕嵐くんとは待ち合わせを大学とは
離れた駅にして時間も少し遅め。
訳は大学近いと面倒だからと
朝起きるの苦手だからって。
面倒だからって言うけど、きっと人気者ならではの
悩みなんだなとは思うし、
でも朝苦手なのは顕嵐くんらしいなって
何故か思えてしまった。笑
そもそも私なんかが、顕嵐くんの隣を歩いて
いいのかなって不安ではあるけど、、
でも誘ってもらえたのは純粋に嬉しいから
隣を歩いても恥ずかしくない格好をしよう！
と、思ったものの、、
何着ればいいか分からず...
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結局お気に入りのワンピースに
コートとショートブーツを合わせた格好で
待ち合わせの駅へ向かった。
約束の5分前に待ち合わせ場所に行けば
既に見慣れた後ろ姿で
スマホを弄っている顕嵐くん。
少し走って彼の元へ
『顕嵐くん！お待たせしました！』
「Aちゃん！全然待ってないよ。」
じゃあ行こっか。って言って
歩くとそれからは私の歩幅に合わせてくれる。
やっぱりこういうところも
顕嵐くんの優しさを感じるなぁって思っていたら
「今日のその服可愛いね。
Aちゃんに似合ってる。」
またキラキラな笑顔を向けながら
言うから恥ずかしくなって
『顕嵐くんだって、、
いつも大学で見るのも良いけど
今日の、かっこいいよ！！』
自分でも何言ってるんだって
余計恥ずかしくなったけど
「ん、ありがと。」
それだけ言った顕嵐くんだけど
ちょっと顔が赤く見えたのは気のせいかな？
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作者名：りーちゅん | 作成日時：2018年2月1日 21時
