【進撃の巨人】ありがとう(壁外の魔女4)【リヴァイ】 (ページ19)

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決行日当日6 ページ19

アニSIDE

ユキが泣いていた。

ただ、そんな些細な事なのに。

何故か、胸が、……心臓が

キリキリ、と痛み、呼吸が出来なくなる。

私はこの世界で一番最低なんだ。

『アニ…俺が間違っていた…』

友達を傷付けて、泣かせて、本当に私は最低だ。

『今さら俺を許してくれとは言わない、けど…』

私は嘘を、いや、彼女に別れも何も言えなかった。

『一つだけ……一つだけでいい。頼みがある…』

私が友達になりたい、彼女にそう言って快く、受け入れてくれた…

『この世のすべてを敵に回したっていい。

この世のすべてからお前が恨まれることになっても…父さんだけは味方だ。

だから、約束してくれ』

でも、私にとって、ユキは闇に差し込むたった一筋の光だったんだ。

『帰ってくるって…』

ごめんね…。ユキ

こんな風に、こんなカタチで謝ったのは初めてだな。

でも、ユキ、

「ハンジ分隊長こちらですッ！！」

「ユキ！？…ユキッ？！起きて！！」

私、あの頃さ。

本当に幸せだったのは、本当なんだよ。

「ユキッ！！おい、クソメガネ、ユキはどんな状況なんだ」

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ユキ、私と友達になってくれて嬉しかった。

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＿＿＿＿ありがとう。