今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:26,882 hit
小｜中｜大
１７話 ページ17
何でそんなこと言うんですか？
そんな風に言いたげな目で、俺はパッと顔を逸らした。
だって…海人は…。
その時。
海「A先生、ちょっといいですか？」
海人が後ろからAに話しかけた。
Aは俺をチラッと見てから、「いいよ」と笑った。
…よく見れば、Aは海人にタメ口だった。
それに俺には見せない笑顔を、海人には見せている。
やっぱり、２人は…。
またあの時の感情が胸を埋め尽くし、「廉？」と後ろから話しかけてきた神宮寺を睨んでしまった。
驚いているけど、明るく「どうしたんだよ」と笑ってくれる神宮寺。
「うるさいわ、何もない」
職員室の空気がシーンと凍りつく。
神宮寺が「えっと…」としどろもどろになっていると、「廉！」という海人の声が聞こえた。
海「来て！」
廉「はぁ！？」
海「いいから！」
腕を引かれて職員室を出た。
職員室から聞こえてきた声は、心地いいものばかりではなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒崎 利緒 | 作成日時：2019年4月1日 11時
