そしてまた生きる 4 ページ5
車は俺目掛け暴走し壁と電柱にぶつかり大破した…
何人もの人を薙ぎ倒し、暴走車が通った道には赤黒い沢山の血が流れていた…
「つっ……いっってぇ…………っ！！！おい！スバル！！」
『……ゥ…くっ…』
痛い
痛すぎる
なんだって俺んとこに来んだよ……
くそっっ……ついてねぇ
…………ぁ〜……痛ぇ…………ぁ……？
……痛…ぇ…………くない……？？？
なぜだかどんどん体が麻痺してくような…
痛みがわかんなくなってくような…
なんか眠ぃ………
「スバル！！おいスバル！！大丈夫か！？死ぬなよ！？なんか答えてくれよ！！」
んぁ…マサキ…？
おま！泣いてる！？笑
おいおいwなんだよw笑えるじゃねーか！ハハっ…すげー…おもしれー……
すげー…………グチャグチャな顔してんな……
「…スバル…うぅ…スバル…」
すげー力強く抱きしめてんなマサキ……
………………………………あぁ
そっか……俺……死ぬのか……
あっけねーなぁ……
んなら……せめてマサキに最後笑ってやりてぇな…
『……………………マ……』
「！！スバル！！」
俺はもう感覚なんてない腕を震えながらマサキの顔に持っていく
もうどこも痛くねぇし苦しくねぇ
安心しろ
ダチになってくれてありがとなマサキ
楽しかった……
話せはしないけど、俺は最後の力を振り絞って泣きじゃくるマサキに、笑ってやった
「……なんで……笑ってんだよ……くそ野郎が……お前の笑い顔見ると…………笑いたくなくても笑っちまうだろーが………………スバル………………うぅっ……くっ……スバル……」
そして俺は今日、死んだ。
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あごしわ - BのLかよぉ…(歓喜) (2019年12月27日 23時) (
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作者名：はな | 作成日時：2018年1月6日 12時
