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「 …ちょ、ハァ、待って、く、ださい。」
広臣「 ハハハ、めっちゃ息切れしてる。笑
もっと運動しなきゃ、笑」
…笑い事じゃないし。
私、一応ダンスしてたけど走るのは遅いんだよ。
運動も嫌い。
…おまけに勉強も嫌いだった、
広臣「 まぁそんな怒るなって、笑」
「 そんなキャラでしたっけ?!
私、ずっと冷たくされてたし分かりません、、」
広臣「 …ごめんな、
この飯はお互いを知るために、な?」
ポンって頭を撫でられて
…今までの態度と違いすぎて、私の心臓がバクバクいってる。
私、ポンってされたの初めてだよ…。
広臣「 ん、ほら、乗りな。」
目の前には、広臣さんの車と思われるもの。
助手席に座るように促された。
「 いや、そこは、彼女さんとかの、、、」
あっ、禁句だったと思った時には既に遅し。
私のことを会ったときのように冷たい目で見てくる。
「 ごめんなさい、広臣さん。」
広臣「 … 」
無言のまま、運転席に乗っちゃって
私も急いで乗った。
車の中は、終始無言で
…それが私には辛かった。
この人は何をそんなに怯えてるんだろう。
…それをわたしは軽くしてあげたい、
なんて迷惑かな?
ずっと気になるんだ、広臣さんのこと。
なにかに怯えるのなら、私が手を差し伸べて
助けたい。
「 …あの、広臣さん。」
運転さえも絵になって、
キラキラ輝いて見えちゃう。
…どんなに冷たくされても話しかけてたあの時みたいに
たくさん広臣さんの名前を呼ぶから。
…何度だって呼ぶよ。
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美和 - 臣くんメインで書いてくれてありがとうございます。続き楽しみです。 (2017年2月18日 8時) (レス) id: c7fea19952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リイ | 作成日時:2017年2月17日 16時