実は俺、結婚してます―KAI― (ページ27)

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面倒な未来ページ27

―ＫＡＩ―

もうすぐカムバを控えてる俺たちは朝から練習室缶詰め状態

あーーー腹減ったなー

ふと時計を見ると１２時を過ぎている

あーチキン食べたい

昨日のアイツが作ってくれたチキン料理上手かったな

ま、アイツに言ったら調子に乗るから

言わなかったけど

アイツも今頃事務所のどこかで朝から俺たちの衣装整理追われていることだろう

・・・どうでもいいけどアイツのことなんて

「よし。じゃあそろそ休憩にす「休憩ですね！」」

は？

振り付け担当のヒョンの言葉を遮ってずかずかと

練習室に入ってくるアイツ

注目されてることに気付いてないのか？

ニコニコと笑って一直線に俺のもとに来る

。。。俺のもとに来る？

いやいや待て

この状況で俺のもとに来られたら

みんなの視線が俺とアイツに集中する

俺たち二人は無関係てことになってるんだぞ？

アイツ俺に関わるなって約束忘れたのか

バカだとは思っていたけど

そこまでじゃないだろ？

そんなことを考えているうちに縮まる俺とアイツの距離

やめろ来るなやめ

「ジョンイン」

来た

満面の笑みのアイツが目の前に立っている

「何」

イライラする

面倒なことに巻き込まれたくないのに

こいつのせいできっと面倒なことになる

すでにその面倒な未来が見えて

イライラする

「今日ねジョンインのためにお弁当作ってきたの」

「は？」

コイツ今何て言った？

俺のために弁当作ってきただと？

そんなことしたら絶対食いついてくるだろ

「なになに？

え、ジョンインとAちゃんて

仲いいの？」

ほらみろ

キラキラした目でベッキョンヒョンが食いついてきた

「別「はい。仲がいいというか友達なんです。

皆さんに誤解されちゃいけないからって内緒にしてたんですけど

内緒にする必要ないかなって思って」

おい。

何言ってのコイツ

俺たち無関係じゃなくなっちゃったじゃん