実は俺、結婚してます―KAI― (ページ24)

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チキン２ページ24

ジュー

「うわ。めんどくせ」

ソファから独り言が聞こえてくる

めんどくさいのはこっちだわ

あいつの独り言に心の声で返す

「なんで俺が」

なんで私がお前のチキンを焼いてやらないかんのだ

ジュー

「・・・仕方ない」

「よし！できた！」

チキンがいい色に焼けた

。。。と思った同時に顔を上げると

あいつと目があった

何か言いたげな目

・・・もしやチキンじゃなくほかの物が食べたいと言い出すんじゃないでしょうね

「「おま「チキン以外はないよ！」」

見事に被った

あいつ何て言った？

おま・・・しか聞こえなかった

あとは私の声と被って聞こえなかった

「なに？」

不機嫌そうな顔でこちらを睨んでくる

「チキンがなに」

「いや、ジョンインが何か言いたそうだったから

てっきりチキンじゃなくて牛と豚が食べたいとか言い出すのかと思って」

意地悪ジョンインだし

何を言い出すかわかったもんじゃないもん

「は？

俺、チキン以外に興味ない」

「うん。そうだったよね」

よかった

このおいしそうに焼けたチキンは無事に食べられるようだ

「そうじゃなくて

チキンは今どうでもいい」

どうでもいいの？！

今、チキン以外興味ないとか言ったくせに

チキンに謝れ←

「ルハニヒョンが」

出た。ルハンさん

「ルハンさんがなに」

「お前の電話番号知りたいって」

は？全然チキン関係ないじゃん

しかもなんでルハンさんに電話番号教えなきゃいけないわけ？

あの人に出来るだけ関わりたくないんだけど？