実は俺、結婚してます―KAI― (ページ20)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:423,478 hit

男嫌い? ページ20

―ＫＡＩ―

「うわ」

思わず口から出てしまった声

いや、うん。

誰だってあの黒い笑顔を見たら

思わず声が出てしまうのも仕方がない・・・・はず

おそらくAの元に行ってたであろうﾙﾊﾆﾝﾋｮﾝが戻ってきた

黒い笑顔と共に。

そして真っ先に俺の元に向かってくる

怖いんですけど。

そっとｷﾞｮﾝｽﾋｮﾝの後ろに隠れて見たものの

「ｼﾞｮﾝｲﾝ。ちょっと」

簡単に見つかり、俺は拉致された

人通りが少ない廊下―

なに。おれ。

今から何かされんの。

「ねぇ」

ﾆｯｺﾘと微笑むﾙﾊﾆﾋｮﾝ

恐ろしい。

夕日があたっているせいで影が出来ていて

その微笑みはいつにもまして恐ろしく見える

「なんですか」

「Aさー。なんなの？」

えっ。なんなんのって。

なに。

「あの子さ。男に興味ないの？」

「いや。

あると思います」

あいつ、よく東方神起見て大はしゃぎしてるし。

「どうかしたんですか」

「うん。どうかしてる」

「え」

「るぅに全然ときめかないし

なにも感じてないみたいなんだよね。

このﾙｰﾊﾝにだよ？

なにも感じないなんて有り得ないと思わない？」

天下のﾙﾊﾝ様のおでましだ。

「まぁ。確かにﾙﾊﾆﾋｮﾝになびかない女が居るとは思いませんでした」

つくづく思う

あいつってすげぇ女

まぁ。いろんな意味で。

「ほんのｹﾞｰﾑのつもりだったんだけど。

本気でAのこと落とすことに決めたから」

うわー。黒い。笑顔が黒すぎる。

「協力よろしくね、ｼﾞｮﾝｲﾝ」

「はい」

ﾙﾊﾆﾆｮﾝの笑顔が怖すぎて

俺は即答で返事した。