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(望side)
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正直に落ち着いて自分の気持ちを先輩に伝えれば誤解が解けたのか頷きながらかわええ笑顔を見せてくれた
赤「…ありがと。
俺もこたきと一緒におるの楽しいで。」
照れたように早口でそう伝えてくれる先輩が愛おしくて無意識に先輩の頭を撫でる
赤「っ!」
桃『あ、すみません。嫌でした??』
赤「…びっくりしただけやから。」
背を向けられてしもうたけど嫌やなかったことも綺麗な黒髪からのぞく耳が少し赤くなっとるのも
全てが愛おしくて
いそいそとお弁当の準備を始めた先輩の後ろ姿を見つめる
赤「…はよ、食べよや」
桃『はい!』
相変わらず先輩と過ごす時間は早すぎてあっという間に午後の授業開始の予鈴がなる
桃『先輩!』
別れ際クラスの方へ歩き始めとる先輩を呼べば振り向いてくれる
桃『…よかったら、一緒に文化祭まわりませんか?』
ありったけの勇気を詰め込んで伝えた言葉
赤「俺もこたきとまわりたい…な?」
やっと恋の女神様が俺に微笑みはじめた
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作者名:ふぉん | 作成日時:2021年7月31日 21時