すなお 2 (桃赤) (ページ3)

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(望side)

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未だ俺にぎゅっと抱きつく先輩の背中をさすり続ける

さっきより弱くなった抱きつく力に安心するけどすこし寂しかったりもする

やけど先輩の笑顔が大好きやから、先輩には笑っててほしいから

桃『重岡先輩？』

赤「…小瀧はさ。」

桃『はい。』

赤「…～やね。」

桃『え？』

先輩の言葉が聞き取れなくて聞き返せばまたぎゅっと抱きつく力が強くなった

赤「こたきは…モテモテやね。」

なんて肩に顔を埋めながら言われれば俺の心臓はよりうるさく動き始める

赤「…俺なんかとおるより女の子とあったほうが楽しいんちゃう？」

なんて話を続ける先輩

俺のこと心配しとるのかも知らへんけどそれは大きな間違えで

桃『俺は先輩とおる時が一番楽しいんで、先輩と一緒におりたいです。』

ちゃんと先輩の目を見つめて話す

勘違いさせたくないから

大好きで大切な人を傷つけたくないから