すなお 2 (桃赤) (ページ14)

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(望side)

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先輩と気まずかったのは神ちゃんと一緒にご飯を食べたあの日だけ

その日のLINEも次の日の朝も先輩はいつも通り

俺の気のせいやったのかもしれへんし…なんて思いながら今日も先輩の隣でご飯を食べる

黄「のんちゃんと神ちゃんてどんな関係なん？」

最近暇らしい淳太がいきなり質問をしてきた

桃『え？俺と神ちゃん？』

黄「おん。」

桃『どんな関係って、普通に友達やけど？』

黄「あ、そうなんや。」

桃『おん…？』

淳太にしてはよくわからへん質問をするからびっくりして流星の方を見るけど流星も不思議そうな顔をしとる

赤「…こたき。」

小さな声で名前を呼ばれて先輩の方を見る

赤「…今日日直やねんけど、待っててくれへん？」

桃『もちろんです！』

赤「ん。」

なんて短い返事やったけど、待ってて欲しいって先輩に言ってもらえただけで幸せすぎて

先輩のためなら何時間でも待てる気がした冬の足音が聞こえそうな昼下がり