すなお (桃赤) (ページ38)

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(望side)

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どういう風の吹き回しか、最近流星がやたら俺の恋を応援してくれとるやつな気がする

まぁ、気がするだけで直接言われたわけやないし元々何考えてるのかわからへん流星やけど情報がびっくりするぐらい的確やねん

今日暇らしいで、とか好きなアーティストさんとか

ほんまは、流星も重岡先輩のこと好きなんちゃうかって思うほど

残念なイケメンやけど優しいし、ええやつなことはこの半年嫌なほど感じとる

…流星がライバルだなんて絶対

桃『いやや…』

青「何がやねん」

桃『…流星はさ、好きなん？』

青「誰が。」

桃『重岡先輩のこと。』

青「好きやけど？」

桃『はっ！！！』

思わず大きな声をあげたけど休み時間やし若干視線が痛いぐらいで済んだ

心を落ち着けながら座り直せば口角を上げながら
笑う流星が口を開いた

青「あ、友達として、な。」

桃『…ほんまいやや。』

青「付き合っとる人おるって言うたやん。」

桃『…そうやけど。』

確かに体育祭の日流星から付き合っとる人おる宣言はされたけど

けども！！！

彼女さん(?)の話なんてほぼ聞かへんし(よく一緒に帰ってるらしいけど)、なんなら土日休み俺とよく遊んどるし

桃『信用ならへんねん！！』

青「…うるさ、笑」

桃『なんかないん！？
その、彼女との惚気とか。』

青「話してええん？片想い中な望に」

桃『むかつく！！！
やっぱりええわ！』