すなお (桃赤) (ページ2)

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(望side)

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近くから声がして勢いよく顔を上げるとそこに2人の先輩らしき人が立っていた

桃『あの！！自分、一年なんですけど、体育館ってどこですか！！！』

？「おお、元気やなー。
体育館案内したるからついて来いや。」

桃『ほんまですか！？ありがとございます！
あの！俺、小瀧望っていいます。』

先輩たちについていきながら自己紹介をすれば背の高くてなで肩の先輩が笑いながら

「俺、濵田崇裕っちゅーねん。
濱ちゃんってよんでな？あと、敬語もいらんし
よろしくな、望！」

桃『はい！！』

紫「ほら、しげも挨拶し？」

しげと言われた人の顔を覗き込むと綺麗でおっきな目と目があった途端今までないぐらい心臓が早く動いた

「重岡大毅…。俺はしげでええから。」

素っ気なくやけど名前を教えてくれた

"重岡大毅先輩"名前を知れただけでなんだか心があったかくなってすっかり入学式に遅刻したことなんて忘れとった

紫「にしても、入学式から遅刻なんてやるなぁ」

桃『…えへへへ』

赤「…。」

紫「お！ここやで！体育館！
頑張ってき！」

そう濱ちゃん先輩に背中を押されて体育館に入った

やけど入学式中俺の頭は重岡先輩のことでいっぱいやった