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(重岡side)
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俺と流星は高校の同級生やった
優しくて、かっこよくてそんな流星に惚れるのは時間の問題であっという間に流星のことが好きになってた
でも男同士やし、告白するつもりなんてあらへんくてずっとこの気持ちはしまっておくつもりやった
けど文化祭の前日流星に呼び出されて告白され付き合うことになった
男子校やったからそんなに珍しいことやなかったけど何せ相手はハイスペックイケメンなわけですぐ有名カップルとなった
付き合ってさらに優しくなった流星のそばにおれてすごく幸せやった
でもその時間は長くは続かなかった
2年の冬、流星は事故に遭って植物人間になった
いつ目を覚ますかはわからない
もしかしたらもう二度と目を開けないかもしれない
そう流星のおかんに伝えられた時はショックで声が出なかった
その日から俺は出来るだけ毎日流星のお見舞いへ行った
そんな生活を続けてもう5年
流星のおかんに『今後の話がしたい。』そう言われたのは昨日のこと
俺やってわかっとる。
自力で呼吸すらもできひん流星にどれだけの入院費がかかっとるか
このまま流星の治療を続けても目を覚さない可能性があることも
それでもそれでももう一度でもいいから流星の声が聞きたかった
好きとかそんな贅沢な言葉は望まないからせめて名前だけでも呼んでほしい
そう願うことすらもう許されないのだろうか
「このままにしておいても流星やってつらいと思うの…」
そう言った流星のおかんの顔が忘れられへん
赤「…流星。っすきやで…」
いつの間にかに降り出した雪に願いを込める
俺の気持ちが流星に届きますように…
(to be continue?)
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作者名:ふぉん | 作成日時:2020年5月19日 15時