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はる ページ1
(大毅side)
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春は出会いと別れの季節
桃『だいきー?おはよ』
朝からキラキラ笑顔のこいつは一応俺の恋人
ようやく想いが通じてお付き合いすることになったんだけどどうやら俺は素直に気持ちを伝えることが苦手らしい
多分思ってることの半分も伝えられてへんのやと思う
やってほんまは、今みたいにずっと隣におって欲しい。
俺だけを見とってほしい
やけど後輩で、モテモテな望にそんなこと言えるわけもなく今日も声に出せなかった言葉たちがもやもやとして溜まっていく
望の隣におるのは幸せのはずなのに、最近はなんとも言えない感情の方が大きくてどうしたらええかわからへん
桃『んじゃぁ、また後で。』
ほら、また今日もたいした会話もできずに別の方向に歩き出した望の後ろ姿を見つめとる
わかっとる。
もう3年生やから望と学校で過ごせる時間が残りわずかなことも、これからについて望と話し合わなきゃいけないことも
やけど、望が離れていくのが怖くて
何も言えないまま時間だけが過ぎていく
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作者名:ふぉん | 作成日時:2021年10月2日 15時