Adulte amour（アデュルト アムール）

episode 20 ページ21

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そこから少しお互いの話をした。

大人っぽいのに同い年だということ、
それから甘い物に目がないということ。



あと、お酒は強い。
これは私が見ていて思ったこと。









「 そう言えば、お仕事されてるんですか？
それとも大学生？ 」

涼「 あー、仕事してるよ 」

「 どんな仕事か聞いても大丈夫ですか？ 」

涼「 そうだなぁ、アイドル？ってところかな 」



「 アイドル…！素敵ですね 」









やっぱり芸能界の方だったか。
お店に芸能人や関係者が来ることはザラではない。

若いのにクラブで飲めるほどお金に余裕なんて
大学生にはないから。









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涼「 俺Aちゃんの事気に入っちゃった。
連絡先教えてよ 」

「 それは仕事としてのお誘いですか？
それともプライベート？ 」

涼「 鋭いなぁAちゃん 」









こちらも仕事ですから。

お客様として接するからには仕事用携帯、
友達として接するならプライベート用携帯。
一応常に二個持ちしている。









涼「 プライベートじゃダメ？ 」

「 ん〜〜〜、ダメ 」









そんなに簡単に芸能界の人とは
プライベートで繋がらないって私の中でのルールがあるから。









涼「 そっか。
じゃあまずは友達になれるように頑張るわ 」

「 楽しみにしてますね 」









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そこから涼介さんと仲良くなるのに
そんなに時間はかからなかった。

共通する部分がたくさんあって
芸能人と一般人との壁を一切感じなかった。









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だからだろうか。





私は変な錯覚を起こしている。









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