プロローグ ページ1
.
そう、作戦は簡単。
朝7時48分発の電車の2両目
ドアの近くの吊革に捕まって音楽を聴いている彼。
「 永瀬廉。17歳。 」
名門私立高校の生徒会長の傍、
今をときめくジャニーズJr.“ Mr.KING ”の一員。
.
.
悠里あの作戦でいくの?
Aええ、もちろん。
スマホで悠里とお互いメッセージを送り合いながら
今か今かとタイミングを見計らう。
『 次は**駅〜**駅〜 』
ドアが開いて人が降りて行ったと思ったら
それ以上の人がどんどん乗車してくる。
人の波にシレッと飲まれたフリをして
彼に近づく。
.
やっと隣まで来たところでドン、と
誰かに押される感覚。
廉「 ……っ?! 」
「 あ、ごめんなさい…! 」
想像以上に押す力が強くて、
思いっきりぶつかってしまう。
「 すみません、怪我は無いですか? 」
廉「 いや、大丈夫っすよ。お姉さんこそ大丈夫っすか? 」
イヤホンを片方だけ耳から外してそう言った。
「 良かった。私は大丈夫です 」
『 次は△△駅〜△△駅〜 』
ここで無情にも彼の降りる駅に着いてしまった。
廉「 じゃあ、俺ここなんで。 」
電車から降りるとくるりと振り返って
.
廉「 またねお姉さん 」
.
そう言って少し意地悪そうな笑みを浮かべた。
胸が一瞬トクンと波打つ。
なかなかやるな、こいつ
私も負けじとばいばい、
と口パクで言って手を振った。
.
悠里上手くいった?
A大成功。でもちょっと強かったかな
悠里ごめんって笑
.
少し押された肩が痛むけど
きっかけとしては十分。
さて、永瀬廉くん。
.
「 君はどんな風に女を堕とすの? 」
これから起こる事を想像するだけで
胸がゾクゾクする。
ああ、楽しい。
悠「 なに笑ってんの?怖いよ 」
「 なんでもないよ 」
.
.
私が作った世界の中で
私が作った台本通りに進む物語。
どんなに足掻いたって無駄なの。
.
主人公は君と、私。
.
存分に楽しませてね。
.
1928人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かの(プロフ) - あいぷうさん» ありがとうございます!この作品めっちゃ好きなんで、体調に気をつけてこうしん頑張ってください!! (2017年9月3日 16時) (レス) id: 5ba1ee1279 (このIDを非表示/違反報告)
あいぷう(プロフ) - かのさん» 作者自身作品を進めていく中でストーリーを作って行っているので現段階では何もお答え出来ません。ごめんなさい( ; ; )作者もまだ未知な作品です、、オチを想像しながら読んでみてくださいね♪ (2017年9月3日 16時) (レス) id: 7c1a7d0db9 (このIDを非表示/違反報告)
あいぷう(プロフ) - らむさん» 心温まるコメントありがとうございます( ; ; )嬉しすぎました、、更新率低くなっちゃってごめんなさい!楽しみにしていただけている方により早くよんで貰えるよう頑張りますね(^-^) (2017年9月3日 16時) (レス) id: 7c1a7d0db9 (このIDを非表示/違反報告)
あいぷう(プロフ) - 日夏荼さん» ありがとうございます( ; ; )岩橋くんですか!彼も良い味出しますからね、少し検討してみます(^-^)これからも応援宜しくお願いします♪ (2017年9月3日 16時) (レス) id: 7c1a7d0db9 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 答えたくないなら答えないでください!これは、廉くんオチですか? (2017年9月3日 10時) (レス) id: 5ba1ee1279 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あいぷう | 作成日時:2017年8月8日 14時