検索窓
今日:12 hit、昨日:8 hit、合計:119,790 hit

_ ページ7

 
 
 

「じゃあ僕、向こうの駅なので!おつかれさまでした!」

『またね〜』

お店を出て少し歩いた交差点で晴くんと別れた。
少し酔いが回った頭で、さっきは話しすぎたなぁ なんて
考えながら加賀美さんと肩を並べながら駅へ向かった





「峯邑さん」

『、はい』

「何か困ったことがあったらいつでも言ってください」

『ぇ、ぁ、はい...ありがとう、ございます』



「峯邑さんのこと...妹と思ったことはないですが
 その、、少しでも頼ってくれたら嬉しいです」

『どうしたんですか急に、よ、酔ってますか?!』

「ふふ、そうかもしれないですね」



寒さが残る夜道に 街灯に照らされてできた影が並ぶ
お酒で火照った身体が 更に少しだけ熱くなった気がした




「あの... 私もしていいですか?」

『何を・・・?』

「・・・さっき、甲斐田さんが頭よしよし〜ってしてたじゃないですか、、私もちょっと、あの、いいなぁ羨ましいなぁと思ってしまいまして」

『ぇ?! な、何?!』



「頭ポンポンて、したいです」

『ぇ、え?!』

「・・・ダメ、ですかね」

『ぅ、ぁ、 だ、だめじゃないです・・・』

「ありがとうございます」



加賀美さんの左手が優しく髪に触れる
恐る恐る顔をのぞいてみると
蜂蜜色の瞳が 甘く、とろけているような気がした


(これはきっとお酒のせい...)

▶︎人間力テスト?→←_



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (170 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
610人がお気に入り
設定タグ:2j3j , kgm
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年9月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。