リボン ページ32
＊
東「え？ なに？」
章「よこちょに第二ボタンもらったの、俺なんです」
東「えっ、安田くんが……？」
『小雪ちゃん、ごめんね』
東「Aちゃん…？」
『Aが章ちゃんに頼んだの』
東「……どういうこと？」
『中学の卒業式の時……』
裕くん達が中学を卒業する時、私はまだ中１だった。
その頃たまたま読んだ少女漫画で、卒業式に第二ボタンをもらうっていうのがあって……
私は、第二ボタンの意味も知らずに、
裕くんにちょうだいって言ったら、裕くんが珍しくダメって言った。
すばるくんとヒナちゃんは女の子に囲まれてるし、裕くんもそれなりにボタンやら校章やら下さいって言われてて、、
章ちゃんが、来年俺のあげるからって言っても、私はやだってワガママ言って、ついには泣き出した。
そしたら、裕くんが折れて、唯一残ってた第二ボタンをくれたんだ。
……それが原因で、
小雪ちゃんとケンカして、一回別れたって、この間裕くんが笑いながら言ってた。
だから今年の卒業式は、
裕くんの第二ボタンが誰にも取られないように、先に章ちゃんにゲットしておいてもらったんだ☆
あと……
最近、倦怠期っていうか、刺激がないって小雪ちゃんが言ってたから、ちょっとしたサプライズ！！！
怒った小雪ちゃんは思ったより怖かったけど、やっぱり裕くんのこと、大好きなんだね。
ネタバラシしたら、
すばるくん達は“アホやっ(笑)”って笑ってたけど、裕くんと小雪ちゃんは、お互いに“ごめん”って謝りながらいい雰囲気♪
東「Aちゃん」
『はいっ！ ごめんなさいっ！！』
小雪ちゃんに呼ばれて、思わず背筋が伸びる。
「ちがくて(笑)」
小雪ちゃんは笑いながら言うと、
「これ……」
付けてたリボンを外して、私にくれた。
『…小雪ちゃん？』
「いらないかもしれないけど(笑)」
“無くしたりした時に役立つかも(笑)”って、小雪ちゃんは笑った。
『……ありがとう！』
「あと、ジャージ。
私もＭだから、よかったらもらってくれる？」
『いいのっ！？』
「うん。うちの妹は違う高校だから…」
『やったぁ！』
「それから……」
“ありがとう”って、小雪ちゃんは私の耳元で囁いた。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すたば娘。(プロフ) - 亜季さん» うわ〜！！！まじですか！！３回なんて、そんな！！私恥ずかしくて読み返せません(←) 今必死に移行＆フラグの準備中なんですが気が向いたら読んでやってくださいー(。>д<) (2017年9月3日 23時) (
レス) id: f15bce3ba4 (このIDを非表示/違反報告)
亜季(プロフ) - こっそり公開されているフラグも読みましたが、私は好きですよー！読みたいですよー！３回は読みました。待ってます！ (2017年9月3日 23時) (レス) id: 327514e65b (このIDを非表示/違反報告)
すたば娘。(プロフ) - 亜季さん» ご意見ありがとうございます〜(ToT)(ToT)やはりパスワードとか面倒ですよねっ(。>д<)楽しんで頂けるものが書けるようがんばります〜〜しかしフラグは特に自信ないです、、(笑) (2017年9月3日 22時) (レス) id: f15bce3ba4 (このIDを非表示/違反報告)
亜季(プロフ) - 番外編もフラグも楽しみにしています！パスワードない方が嬉しいです。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 327514e65b (このIDを非表示/違反報告)
すたば娘。(プロフ) - 亜季さん» シリアスと言える程のものかもわからないのですが…！なんせ作者がシリアスな人間ではないので(笑)勿論最終的には幸せにします！！！あはは(笑)確かに日常で二学期って単語使わないですよね(笑)私も似たような二学期を過ごしてきました、、(笑) (2017年8月30日 21時) (レス) id: f15bce3ba4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すたば娘。
| 作成日時：2017年8月11日 0時
