私の彼は生徒会長。 (ページ5)

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洋ナシのタルトページ5

＊

「で？相談てなん？」

お姉さんが焼き立ての洋ナシのタルトを切り分けてくれて、
私達はアンティークみたいな可愛い食器に乗せられたそれを食べる。

『うまっっ！』

「おい」

『いや、めっちゃ美味しいんやもん』

「せやろ、姉ちゃんの洋ナシのタルトはめっちゃうまいんやで」

『ほんまにすごいなぁ…』

「流星は？」

「うまい」

藤井先輩はもくもくと食べている。

「だから相談はなんやねん？」

『あぁ、あんなぁ……
男の人ってさぁ……彼女に触られるん嫌な人もおるんかなぁ…』

「は？そんなんおらんやろ」

『絶対おらん？』

「彼女やろ？嫌な奴なんておらんやろ」

『……彼女、だけど。一応』

「一応ってなんやねん。
流星は姉ちゃんに触られて嫌な時ある？」

「ない(即答)」

紅茶を飲みながら、即答する藤井先輩。

はぁ……

やっぱり普通はそうやんなぁ…

…ん？てか、姉ちゃんて……

「望、美味しい？」

お茶のおかわりを持って来たお姉さんが、小瀧の隣に座る。

「めっちゃうまいっ！」

小瀧は子供みたいににこにこ笑顔。

「今日は上手く出来たやろ」

「姉ちゃんのケーキはいっつもうまいで！」

「ありがと。ん、望付いてるやん」

「姉ちゃんも一緒に食べよ？」

「お友達来とるやん」

「ええから。ほら、あーん♡」

「あーん♡」

……この二人、カップルですか？

＊