東海物語。3

■新しい生命。橙ver. ページ23

※橙さんは、『プロポーズ大作戦』からの続きと捉えてください。
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「あ、ま、まだわかんないの」
「ただ、今月まだ来てないなぁ、…なんて」

いい歳こいてできちゃった、なんて。

さすがにみんな呆れるよね…

恥ずかしさと情けなさでその場に立っていると、てっちゃんが近寄ってきた。

「…てっちゃん、ごめんね、わたし」

て「…やったぁ…ｯ」

ぎゅっと、強くわたしを、ハグするてっちゃん。

「…嫌じゃないの？、」

て「なんでよ！」

て「大好きな人とのこどもでしょ？」

て「…俺パパになるんやぁ…ｯ」

わたしの気持ちとは裏腹に、てっちゃん、そして、みんなも笑顔でいてくれている。

ゆ「今日は色々めでてぇなぁ」

り「Twitter書き直す？笑」

「いやいやまだわかんないから…！」

と「てんめぇ幸せオーラぶちまけやがって」

て「俺めっちゃ幸せ」

し「先輩パパに任せんしゃい」

て「先輩！2人目を作るタイミングはいつですか！」

虫「いや早すぎるわ笑」

「明日、病院行ってみようかな」

て「俺も行く」

し「僕ちんも行きたぁい」

て「なんでや！笑」

し「感動するんよなぁ、生命が宿ってるとこ見ると」

て「先輩色々教えてください」

し「頭が高い」

「ねぇやめてよ笑」

と「Aのこどもかぁ…絶対可愛いやん…」

虫「何もう叔父さん気分なの？笑」

と「全力で貢ぐ」

ゆ「愛が溢れすぎてる」

と「てつやのことはおいといてAのこどもにはとことん貢ぐ」

て「待って俺の子」

り「体調は？平気なの？」

「あ、うん、今は全然」

り「すぐ言うんだよ？俺に」

て「待って俺の子」

し「愛されてるなぁAたん」

て「待って俺の子」

「てっちゃん…笑」

て「…ｸﾞｽﾝ」

よしよし、とてっちゃんの頭を撫でれば、すぐにご機嫌になるから可愛い。

て「うん、よし決めた！」

虫「何いきなり」

て「引越しをしよう。」

り「ほんといきなりだね」

て「この家はもう、住所バレすぎ問題がある」

と「それは言えとる」

て「…守るものが一気に増えたし、やれるとこから改善していかんと。」

虫「…そうだね、またいきなり来られてもたまったもんじゃないし」

り「ほぼてつやの昔のチン行のせいだけどね」

て「それは言わんでくれぃ」

「そうだね」

て「Aちゃんまで泣」

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